音楽の都ともいわれるオーストリアの首都ウィーン。
折角ウィーンに行くなら、ぜひオペラやコンサートを楽しみたいですよね。
私もウィーンではオペラを見たい!と漠然とは思っていたのですが、どの会場がいいのか?どんな公演があるのか?最初はなにも分からない状態でした。
色々公演予定のイベントを調べたところ、私たちの予定していた日程では有名なオペラ公演はやっておらず。。
結局、当初の予定から変更して、ウィーン楽友協会ホールでモーツアルトのオーケストラを鑑賞してきました!
さすが音楽の都ウィーン、オーケストラ初心者の私たち夫婦も十分楽しむことができ、一流を体験できたようでとても感動しました。
そこで、このページでは
- 有名な劇場、コンサートホールの紹介
- イベントの検索方法
- チケットの購入方法
- オペラ・コンサートの基本的なマナー
について紹介していきます。
もくじ
ウィーンのオペラ劇場・コンサートホール
ウィーンには様々な劇場、コンサートホールがありますが、折角なら有名な会場で公演を楽しみたいですよね。
そこで、ウィーンの有名な劇場、コンサートホールをいくつか紹介したいと思います。
オペラ座
ウィーンのオペラ座はパリのオペラ座と並ぶほど世界的にも有名なオペラ座です。
ガイド見学ツアーも開催されていて、日本語ガイドもあります。
気になる公演があり、タイミングが合う場合はぜひウィーンのオペラ座で一流を体験したいですね。
住所:
Wiener Staatsoper GmbH
Perring 2, 1010 Wien
電話:+ 43-1-514 44-2250
公式サイト:Wiener Staatsoper(英語)
王宮礼拝堂
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王宮礼拝堂では毎週日曜朝のミサの時間にウィーン少年合唱団やフィルハーモニーの演奏を聴くことができます。
(期間は毎年9月~翌年6月までです)
住所:
Wiener Hofmusikkapelle
Hofburg-Schweizerhof, 1010 Wien
電話: +43 1 533 99 27
公式サイト:Hofmusikkapelle : Wiener Hofmusikkapelle(ドイツ語)
楽友協会ホール
楽友協会ホールは、フィルハーモニーのニューイヤーコンサートも行われるウィーン・フィル楽団の本拠地です。
フィルハーモニーのチケットは人気のため公開後すぐに完売してしまうのですが、モーツアルト・オーケストラなども開催されています。
住所:
Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
Musikvereinsplatz 1, 1010 Vienna
電話:+43 1 505 81 90
公式サイト:Musikverein(日本語)
コンツェルトハウス
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コンツェルトハウスは、楽友協会ホールとともにウィーンの2大演奏会場といわれています。
ハウス内には5つのホールがあり、また、ジャズやポップスなど様々なジャンルのコンサートが行われているのが特徴です。
住所:
Wiener Konzerthaus
Lothringerstraße20, A-1030 Wien
電話:+43 1 242 002
公式サイト:Wiener Konzerthaus(英語)
フォルクスオーパー
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フォルクスオーパーは、ウィーンではオペラ座の次に大きい劇場といわれています。
オペレッタ/オペラ、ミュージカル、バレエなどの公演が手頃な料金で楽しめます。
住所:
Volksoper Wien
Währinger Strasse 78, 1090 Vienna
電話:+43 1 514 44 3670
公式サイト:Volksoper Wien – Volksoper Wien(英語)
ウィーン【音楽のイベント】の探し方・チケット購入方法
ウィーンにはたくさんの劇場、コンサートホールがあり、毎日様々な公演が行われています。
そこで、数ある公演の中から気になるものを探す方法、そしてチケットの購入方法を紹介したいと思います。
イベントの探し方
私はウィーン旅行の際、どんな公演が行われているかについては上記サイトで調べました。
上記サイトからでもチケットは購入できますが、手数料がかかるため公式サイトでチケットを購入するより価格が高くなります。
ほぼ全ての劇場、コンサートホールでのイベントが一括で検索できるのはとても便利なので、こちらのサイトはイベント検索用としての使用がおすすめです。
日付から探す
上記サイトへいくと以下のような画面になります。
日本語表示にする場合は、一番上の国旗部分で日本の国旗を選択してください。
日付を指定してイベントを検索する場合はFrom・Toに希望の日にちを入力してください。(旅行日程がすでに決まっている場合におすすめです)
日にちを入力したら、「SEARCH EVENTS」をクリックします。
すると、以下のように指定した期間中に公演予定のイベント一覧が表示されます。
ここから公演を選択してもいいですし、「SEE EVENTS CALENDER」をクリックするとイベントカレンダーが表示されます。
カレンダーでは、以下のように日付ことにその日に公演されるイベントが表示されます。
ここでは「The Willows – Vienna Opera」を選択してみます。
すると、以下のように「The Willows – Vienna Opera」の公演日だけが表示されます。月を変える場合は上のリンクから変更できます。
また、カレンダーを下までスクロールすると以下のようにイベントが開催される劇場、コンサートホールの詳細が見れます。
なお、カレンダー上の「BUY TICKETS」をクリックすると、以下のように座席ごとの値段が確認できます。
希望の座席のチケット枚数を入力して「ADD TO CART」をクリックすると購入手続きへすすめます。
このサイトからチケットを購入すると手数料がとられるため、公式サイトで購入するよりも割高になります。このサイトはイベント検索用としての使用がおすすめです。
イベントの種類から探す
イベントの種類から検索することもできます。(旅行の日にちが決まっていない場合、見たい公演が決まっている場合におすすめです)
イベントの種類から検索する場合は、上記画面の言語選択部分の下に横並びで表示されているカテゴリーを選択します。
例えば「Opera」をクリックすると、以下のようにオペラ公演一覧が表示されます。
チケットを購入する場合は「BUY TICKETS」、詳細を確認する場合は「MORE INFO」をクリックしてください。
このように、一番上に公演内容、その下にカレンダー、そしてカレンダーの下に劇場、コンサートホールなどの会場の詳細が表示されます。
このサイトからチケットを購入すると手数料がとられるため、公式サイトで購入するよりも割高になります。このサイトはイベント検索用としての使用がおすすめです。
チケット購入方法
ウィーンでオペラやコンサートを楽しもうとする場合、チケットの購入方法はいくつかあります。
個人的に一番おすすめなのは、各公式サイトからチケットを購入することです。
また、後述しますが「Culturall」というチケット予約サイトは日本語で予約ができ、チケット価格も公式サイトと同じなので日本語で予約したい!という場合は「Culturall」を利用してみてください。
ただし、このサイトからチケットを購入できるのは一部の劇場、コンサートホールのみとなります。
公式サイトでチケットを購入する
一番オーソドックスなのは各劇場、コンサートホールの公式サイトから購入する方法です。
日本語表示は基本的にはありませんが、ほとんどのサイトは英語表示が可能です。
一部の有名な劇場、コンサートホール詳細については「ウィーンのオペラ劇場・コンサートホール」でまとめています。
チケット購入サイトでチケットを購入する
公式サイトからチケットを購入するほか、チケット購入サイトでチケットを購入する方法もあります。
例えば私がウィーンに行く際イベント検索に利用した「Vienna Concerts,Vienna State Opera Tickets,Vienna Tickets Online,etc.」もチケットを購入することができます。(チケット価格は手数料込みのため公式サイトより割高です。)
また、以下の2つのサイトについては日本語でチケット購入が可能です。(日本語訳が微妙な箇所もありますが、大体内容は理解できると思います)
- Vienna Classic:1,000種類以上のチケットを扱うオンラインチケット予約サイト。チケット価格は手数料込みのため公式サイトより割高です。
- Culturall:国立オペラ座、フォルクスオーパー、王宮礼拝堂などのチケットを取り扱っています。手数料なしのため公式サイトと同額で購入可能。
現地でチケットを購入する
当日、現地でチケットを購入する方法もあります。
当日公演の何時間前からどのチケットが販売されるかは各劇場、コンサートホールによって異なります。
当日券は立見席のみ販売の場合も多いため、なるべくオンラインで事前にチケットを購入していくようにしましょう。
オペラ・コンサート鑑賞の基本マナー
オペラやコンサート鑑賞をするとき守るべきマナーがいくつかあります。
ここでは、これだけは守ってほしい!という基本的なマナーを一部紹介していきます。
オペラ鑑賞の基本マナー
オペラはコンサートよりも少し厳しくマナーが設定されています。
日本でオペラを鑑賞するときとそこまでマナーは変わらないですが、これだけは守って!というものを紹介します。
ドレスコードあり
ウィーンでオペラを鑑賞するときはドレスコードがあります。
また、予約した席の価格によっても好ましいといわれる格好は少し異なります。
高い席の場合
- 男性:ジャケット+ネクタイまたはスーツ
- 女性:カクテルドレス、ワンピース(友達の結婚式に参加するイメージ)
リーズナブルな席の場合
- 男性:襟付きシャツ+長いパンツ(ジーパンはNG)
- 女性:ワンピース、ブラウス+スカート
間違っても、ジーパン、Tシャツ、スニーカーなどラフな格好で会場へ行くことのないように注意してください。
冬場は劇場内はかなり暖かくなります。女性の場合は薄手のドレスやワンピース+暖かいコートというように、アウターで調整するようにしましょう。
荷物について
オペラ鑑賞の際、コートや大きめの鞄はクロークへ預けることがマナーとなっています。
小型のハンドバックなど以外は預けるようにしましょう。
当日体調が悪く、お腹周りをあたためたいという場合(特に女性)はドレスの下に薄手の腹巻をしたり、ホッカイロを貼ったりと工夫してみてください。
公演中の写真撮影禁止
基本的に公演中の写真撮影は禁止です。
一部許可される劇場もあるようですが、カーテンコールでの写真撮影も禁止なので注意してください。
場内での飲食禁止
オペラに限らずですが、場内での飲食は禁止です。
どうしても咳が出てしまう、という場合は咳をする方が周囲の迷惑になります。
音が出ない包装の飴を鞄に忍ばせて置き、どうしてもという場合はこっそり口に含むようにしましょう。
着席時は周囲に気配りを
列の真ん中の席(通路から遠い席)の場合は通路側の人の邪魔にならないよう早めに着席するようにしましょう。
また、人の前をとおるときはお尻を人に向けないようにするのがマナーです。
オペラのシーズンは9月~翌年6月
一般的なオペラのシーズンは9月~翌年6月といわれています。
7月・8月にウィーンに行くので、折角なら何かエンターテインメントを楽しみたい!という場合はコンサートを探してみてください。
ウィーンではオペラのシーズン外の時期でも観光客向けにコンサートが開催されていることがあります。
コンサート鑑賞の基本マナー
コンサート鑑賞時はどんな公演かにもよりますが、オペラほど厳格には定められていません。
ドレスコードはなし
コンサートホールの場合、ドレスコードがない会場が多いです。
ドレスコードがない場合も、ジーパン+Tシャツ+スニーカーなどあまりにもラフすぎる格好でいくと浮いてしまう場合があるので注意してください。
私たちはウィーン楽友協会ホールでモーツアルト・オーケストラを鑑賞しました。
ステージ前の一番高い席の観客は結構おしゃれして来てる人が多かったです。
服装イメージ
- 男性:襟付きシャツ+ジーパン以外の長ズボン
- 女性:ワンピース
また、若い人は比較的カジュアル、年配の方はきっちり正装しているなという印象でした。
なお、ニューイヤーコンサートなどは特別なコンサートになりますのでしっかり正装した方が好ましいです。
荷物について
コートや大きめの鞄はクロークへ預ける場合が多いです。
私たちがウィーン楽友協会ホールでモーツアルト・オーケストラを鑑賞したときは、リーズナブルな価格の席の人は必ず荷物をクロークへ預けるよう指示されていました。
私たちは一番高い席(1階舞台前のホール)を予約していたのですが、コートや鞄については何も言われなかったので場内へ持ち込みました。
(周りの人もみなさん持ち込んでいました)
公演中の写真撮影禁止
コンサート鑑賞時も公演中の写真撮影は禁止です。
ウィーン楽友協会ホールでモーツアルト・オーケストラを鑑賞したときも公演中は写真撮影NGでした。
場内での飲食禁止
オペラほど気を張り詰める必要はないですが、場内では飲食はしない方がベターです。(飲食禁止の会場もあります)
荷物を座席に持っていけた場合、喉が渇いたのでお水を・・・ということもあると思います。
水を飲む、飴をなめるなどは間の休憩時間にこっそりと行うようにしましょう。
まとめ:ウィーンに来たらオペラ鑑賞・コンサート鑑賞は必須!
ウィーンに行ったら、ぜひ時間を見つけて本場の音楽を体験してみてください!
私は今回のウィーン旅行では楽友協会ホールでモーツアルト・オーケストラを鑑賞したのですが、次回は王宮礼拝堂のミサで行われる演奏会やオペラ座でのオペラ鑑賞などもやってみたいと思います。
音楽の他にもウィーンには様々な楽しみ方があります。
4泊5日プラハ&ウィーン夫婦2人旅の旅行記も書いているので、よかったら見てみてください。
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