スカイプ面談が決まり、そんな疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
駐在妻など海外在住者が転職エージェントとのキャリア面談を行う場合には、スカイプ面談などのweb面談が一般的です。
私も数社ほどキャリア面談をスカイプで受けたのですが、スカイプ面談どころか転職活動でのキャリア面談すら初めてだったので、分からないことだらけで調べまくりました。
そこで、スカイプ面談の流れ・必要な事前準備・当日の服装・当日の注意点について紹介したいと思います。
もくじ
海外在住者のスカイプ面談
海外在住者が海外にいながら転職活動を行うために気になるのが以下のポイントです。
- 転職エージェント・サイトに海外から登録可能か
- キャリアコンサルタントの面談
- 企業との面談
「1.」については「海外からも登録可能な転職エージェントまとめ|駐在妻におすすめ」で海外から登録可能な転職エージェント(総合型・特化型・スカウト型)をまとめているので参考にしてみてください。
また、キャリアコンサルタントとの面談については、海外から登録可能な転職エージェントであれば基本的にはweb面談に対応しています。
web面談はスカイプ面談やV-CUBEミーティングなど各エージェントにより様々です。
なお、企業との面談は企業ごとに対応が異なります。
web面談に対応している企業の場合は1次・2次面談をwebで行い、最終面談のみ対面で行う場合が一般的です。
登録~スカイプ面談確定までの流れ
会員登録~キャリアコンサルタントとの面談までの一般的な流れは以下のような感じです。
- 会員登録
- 予約担当の方から面談日程調整の連絡がくる
- 事前面談アンケートに回答
- 履歴書・職務経歴書を提出
- 当日、担当のキャリアコンサルタントと面談
基本的には予約担当と当日面談するキャリアコンサルタントは異なります。
履歴書・職務経歴書は各エージェントがフォーマットを用意しているはずなので自分で用意する必要はありません。
ただし、自分でwebでダウンロードしたフォーマットに記載したものを使いまわすこともできますので、各自好きな方法をとるようにしましょう。
面談後に担当のキャリアコンサルタントからメールが届くので、面談後の連絡は基本的には自分の担当キャリアコンサルタントと取り合う流れになります。
面談前の準備
面談前に行うことは以下の5点です。
- 事前面談アンケート(ある場合)に回答
- 履歴書・職務経歴書を提出
- スカイプの場合はビデオ・音声の確認
- ビデオ会議サービスなどで初期設定が必要な場合は初期設定
- 当日聞きたいことや確認したいことのリストを作成
これらの事前準備をしっかり行うことで、キャリア面談をスムーズに進めることができます。
面談用のメモを作成
個人的には、面談用のメモを作成することをおすすめします。
私は以下の項目をメモ帳にまとめるようにしました。
- 本帰国の日程
- 現在海外で転職のために準備していること(勉強していることなど)
- 履歴書・経歴書に書かなかった細かい業務内容
- 転職先の希望条件・優先順位
- 現在不安に思っていること・その他質問
それぞれの具体的な内容についてはこの後紹介していきます。
本帰国の日程について
海外在住者がスカイプ面談を受ける場合、本帰国の予定を必ず聞かれるのでこちらは現在の状況を旦那さんに確認しておきましょう。
本帰国日が不明な場合は正直に伝えてしまって問題ありません。
私は「早ければ今年の6月、遅い場合は来年」と伝えましたが、本帰国の予定が決まってないからといってサポートを断られることはありませんでした。
現在転職活動のために準備していること
現在転職活動のために準備していることも整理のために洗い出しておくことをおすすめします。
私は、面談の際「現在こんなことを勉強しているのですが、その他に今つけておいた方がいい知識などはありますか?」と質問したりしました。
前職の業務内容の洗い出し
私は2社エージェントのキャリコン面談を受け、どちらも特に聞かれなかったのですが、職務経歴書だけでは分からない細かい業務内容まで聞かれる場合もあります。
本格的に転職活動を進めるときに「細かい業務内容の洗い出し」は必ず必要な作業になりますので、今のうちにやっておくようにしましょう。
転職先の希望条件・優先順位
エージェントがそれぞれ用意している事前アンケートの項目にある場合もありますが、転職先の希望条件やその中での優先順位を整理しておくようにしましょう。
具体的には、最低でも以下の項目について考えておくとより希望条件に合った求人を紹介してもらえます。
- 勤務地
- 業界、企業形態
- 年収
- 仕事内容
- 働き方(正社員、時短、フレックス、在宅など)
「この働き方だとこの年収は厳しい」などすべての希望条件が満たされる求人がない場合もあるので、優先順位をつけてこの項目はここまで妥協できる、など妥協案まで考えておくとスムーズに面談を進めることができます。
現在不安に思っていること・質問
駐在妻ならではの悩みもたくさんあると思うので、少しでも不安に思っていることはコンサルタントの方にきちんと伝えるようにしましょう。
私は「実務経験年数」「年齢」「子供」「離職期間」など色々不安なことがあったのですべて正直に伝えました。
相談したところ、「例えば離職期間●年だとこのあたりの企業を狙える」「キャリアを優先するならこの時期までに転職活動を開始するのがベスト」など考えられるケースごとにアドバイスをもらうことができました。
スカイプ面談当日の服装・注意点
それでは、スカイプ面談当日の服装と注意点について紹介します。
当日の服装
面談当日の服装で悩む人も多いと思いますが、通常のエージェントとの面談を想定して服装を決めるので問題ありません。
私はオフィスカジュアル(ブラウス+カーディガン+スカート)で面談に挑みました。
がっちりスーツで決める必要はありませんが、いくら自分が家にいるとはいえキャリアコンサルタントの方は仕事中で基本的にはスーツを着用されています。
第一印象は今後のサポートにも影響してきます。
自分がキャリアコンサルタントの立場だとしたら、スカイプ面談にパジャマで挑むような人は「後回しでいいかな」と思ってしまいますよね?
特に駐妻が転職活動をする場合、本帰国前からとサポート期間が長期になる可能性が高いので、いい印象を持ってもらえるような服装を心掛けましょう。
ちなみに、スカイプ面談で胸より上しか映らないからと上だけきちんとして下はスウェット、というのも好ましくありません。
キャリアコンサルタントとの面談で立ち上がることはないと思いますが、万が一のことを考えて下もきちんとオフィスカジュアルで揃えるようにしましょう。
全身をオフィスカジュアルで揃えた方が面談に対する心構えも変わってきます。
スカイプ面談時の注意点
スカイプ面談を受ける場合に注意するべきポイントは7つあります。
①自宅など静かな場所で
最近の電子機器はかなり性能が高く、小さな音も拾ってしまうのでカフェなど公共の場ではなく、自宅など静かな場所で面談を受けるようにしましょう。
また、面談に利用するデバイス以外のものは通知をオフにして、面談中にメールやLINEの通知が鳴らないように気を付けてください。
②カメラに映る範囲に注意
自宅でスカイプ面談を受ける場合、どうしても生活感が出てしまうのは仕方ないですが、移動できるものは移動させてなるべくカメラに映るのは壁のみという状態にするのが無難です。
私は部屋の構造上「壁しか映さない」というのは厳しかったのですが、荷物は端に寄せカメラに映るのは窓とソファのみになるように部屋を整頓しました。
③上から目線にならないように注意
自分の顔より下の位置にカメラがくる場合、相手側からすると上から見下ろされているように感じてしまうことがあります。
なるべくカメラが上の位置にくるように厚手の箱の上にPCなどを置くなど工夫するようにしましょう。
④スカイプの設定に注意
スカイプの場合、【ID】【名前】【アイコン】など趣味丸出しのものになっていないか注意が必要です。
名前がニックネームだったり、アイコンが好きなアニメキャラだったからといってエージェントの登録を断られるということはないですが、最初にきちんとした印象を持ってもらうとその後もお互い気持ちの良いやり取りができます。
名前は本名(フルネーム)、アイコンはビジネス用の写真に設定しなおすようにしましょう。
⑤約束の10分前にはスタンバイしておく
スカイプ面談の場合、ネット環境やPCの不具合などが原因で上手く接続できない可能性がゼロではありません。
そのため、約束の10分前にはスタンバイして接続を確認し、上手くいかない場合は早めにエージェント担当者に連絡をして他の手段で面談が可能か、または日時変更が可能か打診するようにしましょう。
また、事前にマイク・ビデオのテストも済ませておくようにしてください。
⑥目線は画面ではなくカメラへ
これはスカイプに馴染みのない人は難しく感じる場合もあると思いますが、相手の顔を見ているつもりで画面の真ん中に視線をやると、相手側の人は「下を向いていて自分と目が合っていない」と感じてしまいます。
しっかりと目線を合わせるためには、画面の真ん中ではなくカメラに視線を向けながら話すようにしましょう。
⑦イヤホンを用意しておく
スカイプでは、場合によっては音が割れてしまって聞き取り辛い可能性があります。
イヤホンの方が相手の声を聞き取りやすいので、イヤホンを用意しておくようにしましょう。
まとめ:海外在住でも転職活動は可能!
現在はスカイプやweb会議に対応しているエージェントが増え、海外在住者でも転職活動を行えるようになっています。
本格的な転職活動はまだ先の予定、という場合も情報収集だけでもOKというエージェントも多いです。
本帰国後に転職を考えている人は、ぜひ本帰国前から転職エージェントに登録してキャリア面談を受けてみてください。
海外からも登録可能な転職エージェントについては以下の記事でまとめています。