私たちはイタリア周遊に行った際、ミラノで「最後の晩餐」を見るためにVELTRAの【ミラノ半日観光ツアー】に参加してきました。
実は、ツアーへの参加があまり好きではない私たち夫婦。。
なるべく個人旅行でまわりたい!!派なのですが、「最後の晩餐」のチケットだけは個人で予約ができず・・・
仕方なく予約したツアーだったのですが、実際に行ってみたら大満足!!
そこで、ツアーの内容や当日の様子などを紹介したいと思います。
もくじ
『最後の晩餐』見学チケットの予約方法
『最後の晩餐』を見学する場合、チケットの事前予約はマストです!
事前予約の方法は以下の4つがあります。
- 公式サイトから予約
- 電話予約
- チケット予約代行
- 『最後の晩餐』見学が含まれたツアーを予約
それぞれの詳しい予約方法などは別記事で紹介してます。
私たちは公式サイトから予約、電話予約を試してみてチケットがとれなかったので、VELTRAのツアーを申し込みました。
VELTRAの「ミラノ半日観光ツアー」の内容
2018年夏に参加したときの様子です
私たちが参加したVELTRAの「ミラノ半日観光ツアー」には以下のものが含まれていました。
- 『最後の晩餐』入場チケット
- ドゥオーモの優先入場チケット
- スカラ座博物館の入場チケット
- スフォルツェスコ城の車窓観光
- ガッレリア見学
「ミラノ半日観光ツアー」に参加した様子
それでは、ツアー当日の様子を紹介していきます。
集合場所
集合場所はミラノ・ビジターセンター(Milan Visitor Center)内のZANI VIAGGI オフィスです。
地下鉄1号線「Cairoli駅」から徒歩2分。
スフォルツェスコ城から徒歩2分。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』を鑑賞
ツアー開始時間になったら、まずはバスで「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」を目指します。
教会前で10分ほど『最後の晩餐』について説明を受けた後、いよいよ中に入っていきます。
中庭を見ながらすすんでいくのですが、この中庭がとてもキレイでした。
そして、修道院の食堂に入ると、壁一面を使って描かれた『最後の晩餐』が目に入ります。
この大きさには圧倒されてしまいます。
この絵は、イエス・キリストが十字架に懸けられる前の日の晩に12人の弟子とともに食事をしている場面を描いたものです。
イエス・キリストが「汝らのひとり、我を売らん(この中の一人が私を裏切るだろう)」と弟子達に告げたその瞬間が描かれています。
お弟子さん一人一人の細かい表情・仕草、そしてこの中の誰が裏切り者なのか、レオナルド・ダ・ヴィンチは裏切り者をどのように表現しているのか、など詳しい説明を聞くことができました。
とても興味深かったので、自分でも色々調べてみて機会があれば別記事で紹介しますね。
イエス・キリストに近い距離にいるお弟子さんほど驚いた表情で動作も大きく、テーブルの端にいくほど「なんの話だ?」「なんだって?」と事情が分からず詳しく聞こうと前のめりになっていたりなど、イエス・キリストの言葉がお弟子さんの間を伝わっていく様子もよく描かれていると思います。
『最後の晩餐』が描かれている壁の反対側の壁には、イエス・キリストの磔刑の場面が描かれています。
実はこの修道院、第二次世界大戦のミラノ空爆で被害を被り、修道院のほとんどは破壊されています。
『最後の晩餐』が描かれた壁は奇跡的に残り、その後数回にわたる修復を経て今の修道院があるそうです。
スフォルツァ城の車窓見学
『最後の晩餐』の見学が終わると、次はバスでドゥオーモへ移動します。
その途中、車窓からスフォルツァ城を眺めることができます。
こちらは車窓ではなく実際にスフォルツェスコ城まで行った時の写真です。
そのときの様子はまた別記事で書きたいと思います。
ドゥオーモを見学
そしてこちらがドゥオーモです。
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に次いで世界で2番目の広さを有するだけあり、圧倒的な存在感を誇っています。
ミラノ観光の中では、このドゥオーモが1番印象に残ってるかもしれません。
ミラノのドゥオーモは、世界最大級のゴシック建築といわれており、建築まで5世紀もの歳月がかかっています。
内部へ一歩足を踏み入れると、その壮大さに圧倒されます。
巨大な柱が左右に列をなして並ぶ姿は「荘厳」という言葉がぴったりですね。
天井はゴシック建築の特徴でもあるリヴ・ヴォールトと先頭アーチで形成されています。
また、ドゥオーモ内部には50を超える美しいステンドグラスがあり、これらのステンドグラスには新・旧約聖書内の各場面がストーリーとして描かれています。
ステンドグラスを比較すれば、時代によって移り変わるステンドグラス技術の変化を感じることができます。
こちらは主祭壇で、ドゥオモの前身であるサンタ・マリア・マッジョーレ教会の祭壇をそのまま用いています。
床の大理石に施されている模様もとても手がこんでいます。
ガッレリア見学
ドゥオーモを背にして右手に見えるのが、アーチ型ガラス天井のアーケード「ガッレリア」があります。
このアーケードはスカラ座広場へと通じており、アーケードの両側にはカフェやレストラン、ブランド店が並び観光客で賑わっています。
中はこんな感じでディズニーランドみたいです。
ちなみに、ガッレリアの床にこのような雄牛のレリーフがあるのですが、”雄牛の急所部分にかかとを当て、3回まわると幸せになれる”という言い伝えがあるようで、雄牛のレリーフのまわりには観光客が溢れていました。
それにしても、かかとを当てる場所・・・
もう少し他のところにならなかったのかな。。
もちろん、私も夫も3回くるくるっとしました!!
そして次の日私はお財布をすられました。。
幸せになれる言い伝えは何処に・・・
中央部分の上部はこのように丸天井になっていて、周囲にはフレスコ画が施されています。
4枚のフレスコ画はミラノから見た東西南北にあるアメリカ、中国、アフリカ、北ヨーロッパを象徴的に描いたといわれています。
スカラ座見学
ガッレリアを抜けると、スカラ座に到着します。
このスカラ座、初めは1778年にサンタ・マリア・デッラ・スカラ教会の跡地に建てられたそうですが、第二次世界大戦時に空襲により一度崩壊し、現在のスカラ座1946年に再建されたものになっています。
内部にはスカラ座博物館が併設されていて、ガイドさんの説明を受けながら見学しました。
このようなオルガン、楽譜、衣装などの展示室がいくつかあります。
そして、劇場の内部も見学が可能です!
さすが、イタリアオペラ界の最高峰とされるだけあり豪華絢爛な劇場です。
時間がなかったり、チケットがとれなかったなどオペラ鑑賞ができない場合は、ぜひ劇場見学だけでもしてみてください。
もちろん、各スポットは個人で別々に観光することもできます。
ぜひ自分にあった方法でミラノを堪能してください!
今回はミラノの半日観光ツアーに参加した様子を紹介しました。
その他、各旅行会社では様々なミラノ観光ツアーが用意されています。
料金・ツアー内容を比較して、自分にあったツアーを探してみてください。
まとめ:イタリア周遊なら事前予約は必須
イタリア周遊なら各施設の入場チケット事前予約は必須です。
まだチケットの事前予約が済んでない方はこちらの記事も参考にしてみてください。
はじめまして、マツコと申します。
ヤマエリさんのブログ、とっても詳しくて参考になります!あんまりミラノは調べたことなかったのですが、興味がわいてきました(^^)
これからも更新楽しみにしてます!
id:matsuko_ma25
マツコさま
はじめまして、コメントありがとうございます!
参考になったみたいで嬉しいです(^^)ミラノ、私も行くまでは「ついで」の印象だったのですが実際行ってみるととても楽しめたのでおすすめです♪
今後もお役に立てるような情報発信していきたいと思うのでよろしくお願いします(^^)