そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、このページでは
- 一時帰国のインターネットサービスの選び方
- Wi-Fiルーターとsimカードのどちらがお得か
- 格安simとプリペイドsimの違い
- 一時帰国の期間別おすすめsimカード
について紹介したいと思います。
もくじ
一時帰国のインターネットサービスの選び方
まずは一時帰国時のインターネットサービスの選び方を紹介したいと思います。
Wi-Fiルーターとsimカードはどっちがおすすめ?
Wi-Fiルーターとsimカードのどちらがおすすめなのかはみなさん気になるところですよね。
どちらも仕組みや使い方が全く異なるため、Wi-Fiルーターかsimカードかは
- インターネットの使用用途
- 利用する端末
- 帰国の回数
などを考慮した上で自分にはどちらが向いているかを考えるようにしましょう。
Wi-Fiルーターがおすすめな人
- パソコンやタブレットなど複数端末を利用したい
- あまり頻繁には帰国しない
- 大容量または通信量無制限で動画などを楽しみたい
- simフリーの携帯を持っていない
- 一次帰国期間は1か月以内
simカードを使用するためにはsimフリーの携帯を持っている必要があります。
そのため、simフリーの携帯を持っていない人は必然的にWi-Fiルーターがおすすめになります。
また、simカードはそのsimカードを挿入した1つの端末でしか使えないですが、Wi-Fiルーターは複数端末を同時に利用できるものが多いです。
容量無制限のものも多く出ているので、PCとスマホなど同時に複数の端末を使いたい人やたくさん動画を見る人におすすめです。
simカードがおすすめな人
- simフリーの携帯を持っている
- スマホが使えれば問題ない
- 容量はそこまで気にしない
- 荷物を増やしたくない
容量を気にしない場合はWi-Fiルーターよりsimカードの方が圧倒的にお得な値段のため、simフリーの携帯を持っている場合はsimカードが一番おすすめです。
また、simカードはもともと携帯に入っているsimと差し替えるだけで使えるようになるので荷物もかさばりません。
充電切れなどを気にする必要もないので気軽に利用することができます。
なお、simカードには「プリペイドsim」と「格安sim」の2種類があり、格安simは電話番号をもらえて音声通話も可能です。
「プリペイドsim」と「格安sim」の違いについてはこの後詳しく説明します。
プリペイドsimと格安simの違い
simには、プリペイド型のsimカードと格安simカードの2種類があります。
プリペイドsimとは
プリペイドsimは事前に料金を支払うことで使用可能なsimカードです。
チャージ型と使い切り型があり、一時帰国者向けに販売されているプリペイドsimカードは【●日間●GB】と使い切り型が多い印象です。
1GB~無制限まで容量の種類が豊富なため自分が必要な容量だけを購入することができます。
しかし、格安simと比べると割高になる傾向が強いです。
また、プリペイドsimは基本的にはデータ通信専用のため通話はできません。
格安simとは
格安simはカードを購入して契約したら使えるようになる契約型のsimカードです。
契約時、simカード代+初期費用がかかるのが一般的です。
また、契約型のため費用は月額制(一定)になります。
オプションで音声通話をつけられるものや、もともと音声通話込みのプランのものが多く、一時帰国時に音声通話をしたい人は格安simの契約がおすすめです。
一時帰国のsimサービスの選び方
一時帰国の際のインターネットサービス(sim)を選ぶ場合、以下のポイントを考える必要があります。
- 電話番号の有無
- 帰国期間
- データ容量
- 回線
このあとそれぞれ詳しく説明していきます。
電話番号の有無
まず、一番最初に考えたいのが「電話番号の有無」です。
私は一度目の一時帰国のときWi-Fiルーターをレンタルして電話番号なしで帰国したのですが、二度目の一時帰国の際は病院や美容院など予約が必要な予定がいくつかあったので電話番号がもらえる格安simを申し込みました。
一時帰国中に日本で携帯電話を使う一般的な方法としては
- Wi-Fiルーターレンタル
- simカード購入
- 格安sim契約
が考えられますが、このうち電話番号がもらえて通話が可能なのは格安simのみです。
そのため、電話番号がほしい場合は格安sim一択となります。
一時帰国の期間
インターネットサービスを選ぶ際、一時帰国の期間によってもおすすめのサービスは異なります。
- Wi-Fiルーターレンタル → 1週間~1か月がおすすめ
- simカード購入 → 数日~1か月がおすすめ
- 格安sim契約 → 1か月以上の長期がおすすめ
simカードは大体1週間/2週間/1か月という区切りのものが多く販売されています。
また、Wi-Fiルーターのレンタルは1か月以上でももちろん可能ですが、私が利用しているWi-Fiレンタルどっとこむでは30泊まで定額制で30泊以降は1日100~200円で加算されていくため、長期の帰国の場合かなり費用がかさむ可能性があります。
なお、短期の一時帰国の際に格安simを利用することも可能ですが、格安simは月額制のためあまりおすすめできません。
データ容量
データ容量がどれくらい必要かというのもインターネットサービスを選ぶポイントの一つです。
- Wi-Fiルーターレンタル → 5GB/10GB/無制限など
- simカード購入 → 1GB~無制限と様々
- 格安sim契約 → 3GB~10GBなど毎月定額制
1GB~と容量が色々選べるのはsimカードです。
ただ、容量無制限を希望する場合、simカードよりWi-Fiルーターの方が取り扱いがある可能性が高いです。
ちなみに、以下の表で1GB/3GB/10GBでそれぞれどれくらいネットや動画視聴ができるか大体の目安をまとめています。
1GB | 3GB | 10GB | |
Yahoo!トップページ | 2,000ページ | 6,000ページ | 20,000ページ |
テキストメール(300文字) | 20万通 | 60万通 | 200万通 |
写真添付メール | 334通 | 1,000通 | 3,334通 |
YouTube(標準画質) | 2.3時間 | 6.7時間 | 22.3時間 |
Netflix | 0.8時間 | 2.4時間 | 7.7時間 |
ストリーミング | 11.5時間 | 34.5時間 | 115時間 |
Skype | 56時間 | 167時間 | 556時間 |
LINE音声通話 | 56時間 | 167時間 | 556時間 |
参考:データ通信量が消費する目安を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
回線
最近はほとんどのインターネットサービスがSoftbankやdocomo、auなど大手通信会社の回線を使用しています。
そのためそこまで気にする必要もないですが、大手回線を使っている方が安心!という方は各サービスがどの回線を使っているかもインターネットサービスを選ぶ際のポイントの一つになります。
一時帰国のsimサービス比較一覧表
一時帰国のsim各社サービスの回線・データ量・料金・音声通話の有無を表にしてみました。
※表はスクロールできます
simサービス名 | 回線 | データ量 | 料金 | 音声通話 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1週間 | 2週間 | 1か月 | 2か月 | 3か月 | ||||
ジャパンSIMカード | Softbank | 3GB | 使った月だけ 月29米ドル(=3,910円) | ○ | ||||
JPSIM | docomo | 1日220MB | - | 1,980円 | 3,980円 | - | - | × |
1GB | 1,680円 | - | - | - | - | × | ||
10GB | - | 2,980円 | 3,480円 | - | - | × | ||
無制限 | 2,580円 | 3,580円 | 4,580円 | - | - | × | ||
SIM2Fly | Softbank | 3GB | 1,380円 | - | - | - | - | × |
Japan プリペイド SIM | Softbank | 10GB | 2,700円 | × | ||||
Nippon SIM for Japan | docomo | 10GB | - | - | 2,480円 | - | - | × |
電話番号がほしいならジャパンSIMカード
「一時帰国のsimサービス比較表」からも分かるとおり、一時帰国中に電話番号がほしい場合はジャパンSIMカード一択です!
ジャパンSIMカードの料金体系
ジャパンSIMカードの料金体系は以下のとおりです。(情報はすべて2023年5月現在のものです)
初期費用 | ||
SIMカード 購入費用 | 39米ドル | |
契約手数料 | 無料 | |
アクティベーション費用 | 無料 | |
送料、受取手数料 | 無料 | |
基本使用料 | ||
月額料金 | 無料 | |
維持費 | 初年度無料、次年度から年間8米ドル (自動更新前に通知あり) |
|
あんしん補償(任意) | 年間24米ドル | |
利用料金 | ||
データ通信 | データが発生した月だけ月29米ドル(定額制、上限3GB) | |
音声通話 | ||
着信 | 無料 | |
日本国内への発信 | Softbank携帯へ | 1~21時 無料 21時~深夜1時 0.85米ドル/分 (※割引あり) |
ハナセルのジャパンSIMカードへ | ||
固定電話・Softbank以外の携帯へ | 0.85米ドル/分 (※割引あり) | |
留守番電話の再生 | 0.65米ドル/分 |
※あんしん補償とは:盗難や紛失時、第三者による不正利用を1,000米ドルまで補償。新しいジャパンSIMカードを無料発行(電話番号は新規番号)。
※海外への発信料については公式サイトをご確認ください。
一般的な格安SIMの場合、契約期間中は毎月継続して月額料金が発生しますが、このジャパンSIMカードはデータが発生した月だけ月29米ドルの定額制のため、「一時帰国してなくてデータも一切使ってないのに無駄に月額料金を払い続ける」という心配がありません。
ジャパンSIMカードの特徴
ジャパンSIMカードの主な特徴は以下の3つです。
- 日本の携帯番号(070または080または090)を取得可能
- 一時帰国のたびに同じ電話番号を使用できる
- 一度開通作業をしてしまえば、次回以降の一時帰国の際はSIMカードを差し替えるだけでOK
年間たった8米ドルで同じ日本の電話番号がずっと使えて、一時帰国のたびに再契約などの必要もないなんて、とても使い勝手のいいサービスです。
その他の電話番号付きSIM
ジャパンSIMカード以外に電話番号つきSIMサービスの有名どころとしては
などがありますが、以下の理由から利用できなかったり、おすすめできなかったりします。
- LINE mobile → 海外在住者申し込み不可
- U-mobile → 新規申込受付終了
以上のことから、一時帰国の際に電話番号が必要で、更に継続して同じ電話番号を使いたいとなるとジャパンSIMカード一択になるかなと思います。
一時帰国期間別おすすめsim
それでは、一時帰国の期間別【1週間/2週間/1か月/2か月/3か月】におすすめのsimカードを紹介していきます。
1週間
帰国期間が1週間で電話番号も不要の場合はSIM2Flyの8日間で3GB使用可能なプリペイドsimがおすすめです。
SIM2Flyはタイの3大通信会社の最大手であるAIS社(Advanced Information Service Public Company)の高速データ通信プリペイドカードです。
こちらのプリペイドSIMは日本を含めたアジア14か国で利用可能となっています。
タイの3大通信会社「AIS社」のプリペイドカードですが、日本で利用する場合はSoftbank回線なのも安心できます。
「データ容量」で表にまとめているとおり、3GBの場合
- Yahoo!トップページ 6,000ページ
- テキストメール 60万通
- 写真添付メール 1,000通
- YouTube(標準画質) 6.7時間
- Netflix 2.4時間
- ストリーミング 34.5時間
- Skype 167時間
- LINE音声通話 167時間
参考:データ通信量が消費する目安を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
これだけ使えるため、1日中携帯でYouTubeやNetflixを見るとかでなければ1週間で3GBあれば十分かなと思います。
という場合は、「JPSIM」の8日間容量無制限2,580円か「Japan プリペイド SIM」の最大6か月10GB2,700円がおすすめです。
ただ、「JPSIM(8日間容量無制限2,580円)」はYouTube高画質を見るにはあまり適していないという口コミが多いです。
YouTube高画質を見たいという場合は「Japan プリペイド SIM(最大6か月10GB2,700円)」か、容量は無制限がいい!という場合はSIMカードではなくWi-Fiルーターのレンタルがおすすめです。
WiFiレンタルどっとこむであれば1週間容量無制限が3,000円程度で利用できます。
2週間
帰国期間が2週間で電話番号も不要の場合はJapan プリペイド SIMの2,700円で最大6か月10GB使用可能なプリペイドsimがおすすめです。
「JPSIM」のプリペイドSIMにも2週間10GBや無制限のものがありますが、どちらも2,700円以上のため「Japan プリペイド SIM」の方が圧倒的にお得です。
ただし、
という場合は「JPSIM」の15日間容量1日220MB1,980円のプリペイドSIMもあります。
また、Wi-Fiルータでもいい場合はWiFiレンタルどっとこむであれば2週間容量無制限が6,000円程度で利用できます。
1か月
1か月の帰国の場合はNippon SIM for Japanの30日間8GB2,980円がおすすめです。
有効期限は30日間ですが、8GBを使い切ってしまった後も30日目24時までは384kbpsの低速で利用することができます。
容量を使い切った後も有効期限内は低速でネットが利用できるのはとても助かりますね。
また、1か月の帰国で容量無制限がいい!という場合は、WiFiレンタルどっとこむであれば1か月容量無制限が6,000円程度で利用できます。
2か月・3か月以上
2か月以上の場合はJapan プリペイド SIMの2,700円で最大6か月10GB使用可能なプリペイドsimがおすすめです。
有効期限が最大6か月のため、6か月以下であれば何週間、何か月使っていても一律2,700円しかかかりません。
容量も10GBと結構大きいため、仮に3か月間一時帰国する場合1か月3GBずつ使うことができます。
「データ容量」で表にまとめているとおり、3GBの場合
- Yahoo!トップページ 6,000ページ
- テキストメール 60万通
- 写真添付メール 1,000通
- YouTube(標準画質) 6.7時間
- Netflix 2.4時間
- ストリーミング 34.5時間
- Skype 167時間
- LINE音声通話 167時間
参考:データ通信量が消費する目安を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
これだけ使うことができます。
というときは、SIMを複数枚購入しておけば買った枚数分だけ容量を使うことができます。
容量無制限でインターネットを利用したい場合はWiFiレンタルどっとこむの無制限プランを利用することもできます。
ただし帰国期間が1か月超の場合、たとえばWiFiレンタルどっとこむの「SoftBank 303ZT 無制限」は
- 14泊以上15~31日6,000円
- 30泊31日以降1日あたり193円
のため、3か月レンタルしようとすると17,580円(6,000円+193円×60日)ほどかかる計算になります。
そのため、どれくらいのデータ容量がほしいかにもよりますが、Wi-FiルーターよりプリペイドSIM複数買いの方がお得な可能性も高いです。
まとめ:自分に最適なsimサービスを選ぼう!
どのインターネットサービスを利用するかはそれぞれの
- インターネット使用目的
- 利用する端末
- 帰国の回数
により異なります。
また、同じsimカードでも回線・容量・料金・音声通話の有無は様々なため
- 音声通話重視か
- 容量重視か
- 費用重視か
によっても最適なサービスは異なります。
自分にピッタリなインターネットサービスを探してみてください!