そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論としては、海外在住者も転職エージェントの利用は可能です。しかし、海外から登録できない転職エージェントもあるため、海外から登録可能な転職エージェントを探す必要があります。
しかし、わざわざ一つ一つ公式サイトを見てみて海外から登録可能かどうか調べる作業なんてやりたくないですよね?
そこでこのページでは私が実際に調べた際に見つけた【海外から登録可能な転職エージェント】をまとめました。
もくじ
海外在住者の転職エージェント選びのポイント
海外で転職活動をしよう!と思ってまず一番最初にぶち当たる壁が
「業界大手の総合型転職エージェントは海外からの登録ができない」
ということです。
転職活動の際、一般的に”とりあえず登録しておこう”と考えられる以下の3社は海外在住者は登録ができません。
- マイナビエージェント
- リクルートエージェント
- DODA
私は今回本帰国後の転職活動にあたりこちらの3社+特化型2社くらいを見てみようかなと思っていたのですが、いきなり出鼻をくじかれました。
そのため、海外在住者が転職活動をする場合はまず「海外から登録可能な転職エージェント」を探す必要があります。
海外からも登録可能な転職エージェント
海外からも登録可能な転職エージェントを【総合型】【特化型】【スカウト型】に分けて紹介していきます。
各エージェント名クリックでそれぞれの公式サイトに飛びます。
【総合型の転職エージェント】
【特化型の転職エージェント】
【スカウト型の転職サイト】
総合型の転職エージェント
日本居住者であれば転職といえばまず総合型の転職エージェントを利用するのが一般的ですが、業界大手の転職エージェントは海外から登録不可のものが多く、選択肢が限られてきます。
パソナキャリア
【公式サイト】パソナキャリア
パソナキャリアの特徴
- 2019年・2020年と2年連続で、オリコン顧客満足度調査 転職エージェント総合第1位
- 非公開求人が全体の80%
- 海外支店や海外駐在前提の求人の取り扱いがある
- 女性活躍推進コンサルティングチームがあり女性の転職にも力を入れている
パソナキャリアのターゲット層は25歳~35歳なので当てはまる場合は求人数を多く紹介してもらえます。
40代以降からも評判はいいですが、若手と比べて求人数が少し少ないため、ミドル転職に特化したJACリクルートとの併用がおすすめ。
女性の転職に手厚いサポートがあるため、駐妻は登録しておいて損はないと思います。
ママワークス
【公式サイト】ママワークス
ママワークスの特徴
- 主婦のための求人応募サイト
- 働く「時間と場所を自由に選べる」を掲げている
- 動画講座やコラムが充実
メインターゲットは「子供がいても働きたいママ」が中心ですが、主婦向けの求人が揃っているためお子さんがいない方にもおすすめです。
「働き方:在宅、出社」「雇用形態:正社員、契約社員、派遣社員、業務委託、アルバイト、スポット」など柔軟な条件の求人を探せるのが魅力です。
自分で求人を探して応募するのも、キャリアカウンセリングで仕事を紹介してもらうのも、どちらも可能です。
特化型の転職エージェント
新卒や第二新卒であれば総合型のエージェントが一番使い易いですが、既になんらかの社会人経験がある人は特化型のエージェントを使うと効率的に希望の求人を見つけることができます。
また、総合型と異なり特化型の転職エージェントは海外からも登録可能なものが多い印象です。
ここで紹介するものは会計、税務、経理・財務や管理職、士業特化のエージェントが多いですが、自分の進みたい業界(IT、薬剤師、保育士、看護師など)が決まっている場合はその業界特化のエージェントを探してみてください。
JACリクルートメント
【公式サイト】JACリクルートメント
JACリクルートメントの特徴
- 外資系企業や海外進出企業などグローバル転職に強い
- 管理職・技術職・専門職転職のエキスパート
- メインターゲットは30~50代
- 非公開求人が全体の60%
メインターゲットは30~50代、管理職・技術職・専門職に特化した転職エージェントです。
現職の年収が500万以下、マネジメント経験のない20代などは「紹介できる求人がない」と面談を断られることもあるといわれています。
ハイレベルな人材が求められるため敷居は高いですが、経験・スキルが認められれば他にはないハイクラスの求人を紹介してもらえます。
経験・スキルに自信がある方はぜひ利用してみてください。
ジャスネットキャリア
【公式サイト】ジャスネットキャリア
ジャスネットキャリアの特徴
- 会計、税務、経理・財務分野に特化した転職エージェント
- 20代の若手層、30代の中堅層、40歳以上の管理職など幅広い求人に対応
- Accountant’s Library [プレミアムプラン]の無料視聴が可能
会計、税務、経理・財務分野に特化した転職エージェントです。
全体の99%が非公開求人となっており、総合型の転職エージェントと比べると求人数は少ないものの、一般には公開されていない求人を紹介してもらえます。
また、エージェント登録中はAccountant’s Library [プレミアムプラン(月額980円)]の無料視聴が可能になるという特典もついています。
駐在妻の場合、本格的な転職活動まで少し間があいてしまう人もいると思いますが、本帰国までに実務に役立つ動画講座を受けることができるのでとても魅力的です。
REX
【公式サイト】REX
REXの特徴
- 公認会計士、税理士、経理、財務に特化した転職エージェント
- シニア、マネージャーなどのポジションの転職サポートに強い
- 非公開求人が全体の40%
公認会計士、税理士、経理、財務に特化した転職エージェントです。
特に公認会計士・税理士向けの会計事務所・税理士法人・監査法人の求人の質の高さが魅力です。
30代~40代向けの求人が多く、既に会計事務所などでの経験がある人にはベストなエージェントといえます。
MS-Japan
【公式サイト】MS-Japan
MS-Japanの特徴
- 管理部門・士業特化型の転職エージェント
- 管理部門特化型エージェント№1の実績を持つ
- 丁寧なコンサルティングが人気
管理部門・士業特化型の転職エージェントで、業界No.1の実績を有しています。
資格取得者、金融・法務・経済関連の就業経験があると優遇される求人が多いのが特徴です。
また、上場企業や外資系企業の求人も多く取り扱っています。
JACリクルートメント同様に経歴やスキルによっては面談を断られてしまう場合もありますが、経歴・スキルに自信がある人はぜひ利用してみてください。
スカウト型の転職サイト
スカウト型の転職サイトの中にも海外から登録可能なサイトはたくさんあります。
海外在住者の場合、「今すぐ転職したい!」という人は少ないと思いますが、”今の自分の経歴・職歴・スキルだとどのレベルの会社から欲しいと思われるのか”自分の市場価値を知るという面では利用してみる価値はあると思います。
ミイダス
【公式サイト】MIIDAS(ミイダス)
ミイダスの特徴
- 3つの診断コンテンツで自己分析
- 企業からのスカウト型
- 面接確約オファーのみ(書類選考パス)
「市場価値診断」「コンピテンシー診断」「パーソナリティ診断」と3つの無料診断から自己分析が可能です。
本帰国が決まっていないうちは確約オファーをもらってもあまり意味がないのですが、市場価値診断では現実的な数値より高く見積もられるため、”自分はまだまだいける”と自信を取り戻すことができます。
私はこの市場価値診断で前職の年収1.5倍くらいの市場価値と結果が出て、「現実的な数値より高く見積もられるため結果はあまりあてにならない」と理解しつつも少し嬉しくなりました。
また、通常有料通信の「日経バリューサーチの業界レポート」を無料で読むことができるので、情報収集にも役立ちます。
ビズリーチ
【公式サイト】ビズリーチ
ビズリーチの特徴
- ハイクラス転職サイト
- スカウト型の転職サイト業界トップ
- 年収1,000万以上の求人が3分の1
完全スカウト型のハイクラス転職サイトです。
業界トップを謳うだけあり、求人数は120,000件超(うち20,000件以上が非公開求人)。
無料プランと有料プランがあり、無料プランだと制限があるため本気で転職する場合は有料プランに登録する必要があります。
careercarver
【公式サイト】careercarver
careercarverの特徴
- リクルートが運営するハイクラス求人特化の転職サイト
- 完全スカウト型
- 年収800~2,000万の求人多数
リクルートが運営するハイクラス求人に特化したエグゼクティブ向け転職サイトです。
担当コンサルタントを自分で選べるため、500名以上のコンサルタントの中から、経歴・実績・得意分野などを見て自分に合いそうな人を指名することができます。
登録も無料のため、スカウト型のハイクラス転職を希望する場合ビズリーチより使い勝手がいい転職サイトです。
まとめ:本帰国前から転職エージェントを活用しよう
”海外在住”というだけで業界大手の総合型転職エージェントが使えないというハンデを負うことになりますが、大手総合型にこだわらない場合は海外からも登録が可能な転職エージェントはいくつかあります。
海外から登録が可能なエージェントはSkype面談に対応しているエージェントがほとんどで、海外にいながらキャリアコンサルタントとの面談を受けることができます。
私は2020年1月現在まだ本帰国は決まっていないのですが、それを伝えても「中長期的なサポートも対応してますよ」ということで、キャリアコンサルタントの方とSkype面談を行ったりしています。
今すぐ転職活動を行わない場合も
- 現在の市場動向
- 経歴・職歴・スキルの棚卸
- 本帰国までに何をやっておけばいいか
- 今後の転職活動の進め方
など様々な相談にのってもらうことができます。
本帰国後は転職したい!という気持ちがある方は、ぜひ時間がある今のうちから転職エージェントを活用してみてください。
最後にもう一度海外からも登録可能な転職エージェントをまとめておきます。
各エージェント名クリックでそれぞれの公式サイトに飛びます。
【総合型の転職エージェント】
【特化型の転職エージェント】
【スカウト型の転職サイト】