今度の一時帰国、Wifiルーターかsimカードか格安simか・・・どうしよう?電話番号って必要なのかな?
一時帰国をする!となったとき、このようにインターネット環境に悩む人も多いのではないでしょうか。
一時帰国のインターネット環境としてはWifiルーター/simカード/格安sim/携帯電話レンタルなど様々な種類がありますが、どのサービスを利用するかの判断の際、特に重要といえるのが
電話番号が必要かどうか?
です。
大体の人が出国時にそれまでの携帯プランを解約してしまうと思うので、海外駐在者は一時帰国の際、日本で使える電話番号を持っていません。
実際、私も日本での携帯プランを一度解約し、電話番号は「電話番号預かりサービス」で預かってもらい、ドイツではドイツで購入したsimカードを利用していました。
そのため、一時帰国のときに電話番号が必要な場合は電話番号がもらえるインターネットサービスを選ぶ必要があるのですが、そもそも一時帰国のときに電話番号が必要かどうかは人により変わってきます。
そこで、この記事では一時帰国の電話番号が必要な7つのケース、電話番号付きおすすめ格安simを紹介したいと思います。
もくじ
一時帰国で電話番号が必要な7つのケース
一時帰国で電話番号が必要になるのは以下の7つのケースが考えられます。
このあと、それぞれのケースの具体的な内容を説明します。
行政サービス(運転免許証更新など)を利用する場合
頻度は少ないですが、各種行政サービスを利用する場合、電話番号が必要なケースが多いです。
例えば、運転免許証の更新、パスポートの更新などですね。
予約の電話は海外から国際電話で予約も可能ですが、大体連絡先を聞かれるのではないかと思います。
健康診断など病院にかかる場合
ドイツでは健康診断が受けられなかったため、私は一時帰国の際に健康診断を受けていました。
健康診断に限らず、病院を利用する場合は電話番号があった方が安心です。
予約自体は海外から国際電話でも可能ですが、私は健康診断予約の際、連絡先を聞かれました。
また、健康診断ではなく普通に受診するだけの場合は連絡先を聞かれないケースが多いですが、急遽日時変更をしたい場合や再診(当日窓口予約ではなく後日予約)が必要な場合は電話番号が必要です。
日本のフリーダイヤルへ電話をかける場合
普段フリーダイヤルへかける機会は少ないですが、日本のフリーダイヤルは日本の電話番号からしか受け付けていないケースが多いです。
企業への問い合わせがフリーダイヤルになってるケースも多いですので、フリーダイヤルへ電話をかける可能性がある場合は日本の電話番号があると安心できます。
Uber/タクシーなどのアプリを利用する場合
普段Uberやタクシーを利用しない人でも、一時帰国中はあった方が便利ということでUberやタクシーアプリを利用する人もいるかと思います。
これらのアプリは電話番号の登録が必要になりますので、利用する可能性がある場合は日本の電話番号があると安心できます。
また、これらに限らず、新しいアプリに登録する場合や、アプリではなくウェブサイトで何か新しく登録する場合、大体電話番号の登録が必要になるため、新しいサービスを利用する可能性があるかどうかも事前に考えておくようにしましょう。
通販を利用する場合
Amazonや楽天などネット通販を利用する場合、基本的には既にアカウント登録している人がほとんどだと思うので、新規登録でなければ電話番号がなくても通販を利用することは可能です。
ただし、一時帰国中は何かと予定を詰め込んでしまい、配達の日時指定をしていたとしても指定時間に間に合わない!ということもあると思います。
宅配ボックスがなく不在の場合は配達の人から電話がかかってくる可能性がありますし、あらかじめ間に合わないことが分かっていれば自ら連絡して配達時間を変更してもらう必要がある場合もあります。
そんな時は日本の電話番号が必要になりますので、通販を頻繁に利用する場合は注意が必要です。
また、配達時間が指定できない場合、いつ荷物が届くか分からないですよね。
一時帰国時は実家に滞在して常に誰かしらいるから自分がいなくても安心!という人以外は不在時に配達されてしまうケースが多いと思いますので、電話番号があると安心です。
美容院/飲食店などを利用する場合
一時帰国中、美容院などの美容サロンやレストランなど飲食店を利用する人は多いと思います。
美容サロンや飲食店のほとんどはネットで予約/キャンセルができるので、ただ予約してその時間に行くだけなら電話番号は特に必要ありません。
ただ、余裕をもったスケジュールを立てている場合は問題ないと思いますが、一時帰国中はやりたいことが沢山ありすぎて大体スケジュールがきつきつになりがちです。
予定を詰め込んでしまうと、前の予定が少しでも長引いたら予約の時間に間に合わないことも全然あり得ます。
そんなときは電話で時間変更をお願いしたり、何分遅れるか連絡する必要があるので日本の電話番号が必要です。
また、友達とご飯に行ったら予想外に盛り上がってしまい、急遽2軒目行こう!となった時は電話番号があるとその場で席が空いているか電話で確認できるので便利です。
電話番号がないと言えば友達が代わりに電話してくれると思いますが、なかなか空いてるお店が見つからないときなどは手分けして探したほうが効率的ですし、友達に任せっぱなしは申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
学校関連手続きがある場合
お子さんがいる方で、本帰国の前にいったん一時帰国して学校関連の手続きを行う必要がある!という場合もあるのではないでしょうか。
その場合、大体緊急連絡先が必要な場合が多いので日本の電話番号が必要です。
また、学校関連手続きがある場合は合わせて行政関連の手続きも必要なケースが多いと思いますので、電話番号があると安心できます。
小さなお子さんの場合は特に手続き系がなくても、長距離の移動で体調を崩したりと病院にかかる必要が出てくるケースも十分あり得ますので、電話番号があるといいかなと思います。
電話番号付きのおすすめ格安sim
これまで、一時帰国で電話番号が必要になる7つのケースを紹介してきました。
ここからは、日本の電話番号が取得できる、電話番号つき格安simのおすすめを紹介していきます。
ジャパンSIMカード
一番おすすめの電話番号つき格安simはHanacellのジャパンSIMカードです。
ジャパンSIMカードのすごいところは、海外在住日本人の一時帰国のために開発されたSIMカードなんです。
ジャパンSIMカードには以下のような特徴があります。
一度開通手続きをしてしまえば、年間8ドルで電話番号その他のデータが維持できて、一時帰国でインターネットを使ったときだけ料金が発生するというのはとても便利ですね。
また、空港受け取りの場合、空港でSIMカードを受け取るまで電話番号が確認できないのですが、ジャパンSIMカードは世界各国へ無料配送可能なため、帰国する前に自分の電話番号を知りたい!という方は海外の自宅へ配送してもらえば、帰国前に電話番号を知ることができます。
その他の電話番号付き格安sim
個人的に一番おすすめな格安simはHanacellのジャパンSIMカードとお伝えしました。
それでは、他の格安SIMはどうなのか、本当にジャパンSIMカードがお得なのか、一時帰国時のSIMカードとしてよくおすすめされている楽天モバイル・LINEMOを簡単に表にまとめてみました。
ジャパンSIMカード | 楽天モバイル | LINEMO | |
---|---|---|---|
初期費用 | 39米ドル | 0円 | 0円 |
年間維持費 | 8米ドル | 0円 | 0円 |
使用料(3GBプラン) | 使った月だけ29米ドル | 月1,078円※1 | 月990円 |
使用料(20GBプラン) | プランなし | 月2,178円※1 | 月2,728円 |
国内通話料(発信) | 0063発信で0.65米ドル/分※3 | アプリ利用で無料※3 | 22円/30秒※3 |
解約手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
通信 | 5G・LTEの高速データ | 自社回線 | 自社回線 |
利用停止 | なし | あり※2 | なし |
※1 海外利用の場合は月1,078円で2GBまで高速データ使用可能(2GB超過後は低速で使い放題)です。海外利用時の20GBプランはありません。
※2 180日間データ通信が0GBおよび通話0回の場合利用停止または解約になる可能性があります。
※3 フリーダイヤル、ナビダイヤル、国際電話等の詳細はそれぞれのサイトでご確認ください。
上記表を見ると、初期費用・年間維持費がかかるのはジャパンSIMカードのみで、他の2社はこれらがかかりません。
また、3GBプランの月の使用料を見るとジャパンSIMカードが一番高額です。
しかし、ここで注意したいのが、ジャパンSIMカードは使った月のみ、他の2社は毎月定額で費用が発生するということです。
つまり、1年間に2週間の一時帰国を1回して通話を合計10分間行った場合、Total費用はそれぞれ以下になります。(1USD=140円換算、初年度を想定)
まさかの、年間Total費用はジャパンSIMカードが最安です。
一時帰国のためだけに契約して一時帰国後にすぐ解約すれば楽天モバイルもLINEMOも一時帰国中の月額費用しかかかりませんが、一時帰国のたびに契約と解約を繰り返すのは電話番号も毎回異なりますし、あまり現実的ではないかなと思います。
確かに1年に2回以上、または2か月以上一時帰国する場合は使用料29米ドル/月が追加でかかるのでジャパンSIMカードの方が割高ですが、1年にそれだけ一時帰国することってなかなかないですよね。
また、上記はジャパンSIMカードの初期費用39米ドルを含んでいるため、2回目以降の一時帰国の際はこの39米ドルは丸々かからず、その代わり年間維持費8米ドルがかかります。
そのため、2年目に同じく2週間の一時帰国を1回して通話を合計10分間行った場合、
8米ドル+29米ドル+6.5米ドル = 37米ドル(6,090円)
となり、2年目以降は更に低コストで一時帰国時に電話番号を使うことができます。
楽天モバイルは月1,078円で2GBまで海外でも高速データ使用可能、また、海外から日本への電話が無料ですが、正直、海外で生活していて日本へ電話することはほぼありません。(LINE電話でことたります)
海外で生活していると居住国内で電話をする機会が結構あるのですが、海外→海外の電話はこの無料通話に含まれていないため、国際通話掛け放題(月980円)に別途加入する必要があります。
そう考えると、海外では楽天モバイルを使わずにその居住国のsimカードを利用した方が低コストです。
また、LINEMOは海外でデータ通信等をする場合、海外パケットし放題に加入する必要があります。
海外でもLINEはデータフリーで使えますか?|よくあるご質問(FAQ)|【公式】LINEMO – ラインモ
1GB=1024MBなので、25MB以上で2,980円/日かかるなんて高額すぎて選択肢にはならないですよね。
これらのことから、一時帰国で電話番号がほしい場合はHanacellのジャパンSIMカードが一番使い勝手がいいかなと思います。
おわりに
一時帰国で電話番号が必要になるのは以下の7つのケースが考えられます。
通販を利用するから、美容院や飲食店に行くから、電話番号が必ず必要になるわけではありません。
実際、私も渡独後最初の一時帰国の際はWifiルーターをレンタルしていき、特に問題なく一時帰国を満喫することができました。
ただし、上記7つのケースに該当する場合、電話番号が必要になることが十分考えられ、また、電話番号があるとやっぱり便利です。
自分が一時帰国中、どのように過ごす予定かを考えて電話番号が必要かどうか判断しましょう。
電話番号がやっぱりほしい!という場合、個人的にはHanacellのジャパンSIMカードがおすすめです。
また、電話番号はいったん置いといて、どんなインターネットサービスがあるのか知りたい!という場合は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
次の一時帰国ではAmazonとかでSIMカードを買おうと思ってるけど、そういえば電話番号ってないよね・・・?