一時帰国が決まり、一番に考えるのが携帯電話ではないでしょうか。
一時帰国中はなるべく携帯を触らず楽しみたい!
とは思っていても、友達との待ち合わせやレストラン・病院・美容院などの予約&連絡、電車の検索など携帯がないと困るのが一時帰国です。
一時帰国中に携帯電話を使用する方法としては以下の方法が考えられます。
- Wi-Fiルーターレンタル
- simカード購入
- 格安sim契約
- 携帯電話レンタル
- 国際ローミングサービス
今回は、上記それぞれの方法の特徴(メリット・デメリット)とどんな人に向いているかを簡単に紹介していきます。
また、記事の最後で簡単な「一時帰国時におすすめの各サービス料金比較表」を作成しています。
利用目的によってどのサービスを利用するのが一番お得か異なってきますので、ぜひ自分にあったサービスを探してみてください。
もくじ
Wi-Fiルーターレンタル(複数端末利用者向け)
まず、ほとんどの人が真っ先に思いつくのがWi-Fiルーターのレンタルだと思います。
私は色々調べた結果、一番最初の一時帰国時はWi-Fiルーターをレンタルしました。
メリット・デメリット
それでは、Wi-Fiルーターレンタルにはどんな特徴があるのか、メリット・デメリットについてみていきます。
メリット
- パソコンやタブレットなど他の機器でも利用可能
- Softbankなど大手の回線をレンタルすれば電波が安定している
- simフリーの携帯電話を持ってなくても使える
- 1日1GB、1月5GB、無制限などプランが豊富
デメリット
- 電話番号なし
- ルーターを常に持ち運ぶ必要がある
Wi-Fiルーターがおすすめな人
- パソコンやタブレットなど複数端末を利用したい
- あまり頻繁には帰国しない
- 大容量または通信量無制限で動画などを楽しみたい
- simフリーの携帯を持っていない
- 一時帰国期間は1か月以内
格安simやプリペイドsimはsimフリーの携帯が必要になりますが、Wi-Fiルーターの場合は誰でも使うことができます。
また、一度に複数の端末を同時に使えるのもWi-Fiルーターのみです。
動画をたくさん見る人や、PCやタブレットも繋げて長時間作業が必要な人はWi-Fiルーターの無制限プランがおすすめです。
おすすめWi-Fiルーター
おすすめはWiFiレンタルどっとこむのWi-Fiルーターレンタルです。
私も一時帰国の際、こちらを利用しました。
16時までの申し込みで最短翌日受け取りが可能で、空港受取も可能なためとても便利です。
また、回線はSoftBankやauの4GLTE エリア対応なので電波は安定しています。
もちろん、SoftBankやau以外の携帯を使ってる人もWi-Fiは利用可能です。
プリペイドsim購入(短期の一時帰国向け)
次に利用者が多いのが、プリペイドsimの購入です。
simカードには「プリペイドsim」と「格安sim」の2種類あり、「プリペイドsim」は以下のような特徴があります。
- 事前に料金を支払う前払いタイプ
- チャージ型と使い切り型
- プリペイドsimは基本的にはデータ通信専用
また、「プリペイドsim」を利用する場合、基本的にはsimフリーの携帯電話を持っていることが前提条件になるので、注意が必要です。
メリット・デメリット
プリペイドsimにはどんな特徴があるのか、メリット・デメリットについてみていきます。
メリット
- 簡単な開通手続きで利用可能
- 期限切れ、又は使い切ったら自動解約
- 容量不足の場合は途中でチャージが可能
デメリット
- 電話番号なし
- 月額料金は格安simより割高
プリペイドsim購入がおすすめな人
- 短期滞在の人
- データ通信の容量は最低限でいい人
- simフリーの携帯を持っている人
プリペイドsimは1GB~無制限と容量の種類がとても多く、低容量のsimカードを購入すれば価格もおさえられます。
そのため、simフリーの携帯を持っていてデータ通信量は最低限でいいという人には特におすすめです。
契約型ではないので初期費用がかからないのも嬉しいですね。
おすすめプリペイドsim
おすすめのプリペイドsimは「Japan プリペイド SIM」です。
こちらのプリペイドsimは2,700円で最大6か月10GBが使用可能となっています。
つまり、1週間でも1か月でも3か月でも、6か月以内であれば一律2,700円しかかかりません。
容量は10GBで2か月、3か月以上一時帰国する場合は足りなくなる可能性もありますが、simカードを複数枚購入することでその枚数分容量を使うことができます。
格安sim契約(長期・複数回の一時帰国向け)
格安simは最近人気のサービスで、特に年に複数回帰国する予定のあるワーホリの人や海外ノマドワーカーがよく使っています。
メリット・デメリット
格安simにはどんな特徴があるのか、メリット・デメリットについてみていきます。
メリット
- プリペイドsimより月額料金が安い
- オプションで電話番号を付けることができる
デメリット
- 新規契約、解約手続きが必要
- 初期費用がかかる場合がほとんど
格安sim契約がおすすめな人
- 一時帰国が長期になる人
- 年に複数回帰国する人
- 電話番号が必要な人
- simフリーの携帯を持っている人
格安simの一番の特徴は電話番号がもてるということです。
一時帰国中は友達や家族と会うだけで、LINEさえ使えれば問題ない!という場合は電話番号は不要です。
しかし、美容院など美容サロンや病院、レストランなど頻繁に予約をする場合や一時帰国を利用して品物を修理に出す場合などは電話番号が必要になります。
前回の一時帰国のとき私はこの後紹介する「ジャパンSIMカード」を利用したのですが、電話番号が大活躍でした!
おすすめ格安sim
おすすめの格安simはジャパンSIMカードです。
ジャパンSIMカードのすごいところは、【海外在住日本人の一時帰国のためだけに開発されたSIMカード】なんです。
ジャパンSIMカードには以下のような特徴があります。
- 初期費用はSIMカード代金39米ドルのみ
- 5G・LTE高速データ回線使用
- データ通信が発生した月のみ定額29米ドル(高速データ 3GB、その後は低速で使い放題)
- 年間維持費8ドル(初年度無料)
- 日本の携帯番号(070または080または090)を取得可能
- 一時帰国のたびに同じ電話番号を使用できる
- 一度開通作業をしてしまえば、次回以降の一時帰国の際はSIMカードを差し替えるだけでOK
一度開通手続きをしてしまえば、年間8ドルで電話番号その他のデータが維持できて、一時帰国でインターネットを使ったときだけ料金が発生するというのはとても便利ですね。
前回の一時帰国で私はジャパンSIMカードを利用したのですが、開通手続きも5分もかからず終わり、スムーズに開通できました。
その他のインターネット利用方法
定番は上記3つの方法ですが、その他に「携帯電話レンタル」「国際ローミングサービス」という方法もあります。
こちらはあまり利用する人はいないと思いますが、簡単に説明しておきます。
携帯電話レンタル
日本へ一時帰国する際、携帯電話をレンタルするという方法もあります。
日本の電話番号で発着信が可能なため、プライベートとビジネスで携帯を分けたい場合などにおすすめです。
携帯電話レンタルには以下のような特徴があります。
- 電話番号が取得可能
- 空港・ホテルなどで受取可能
- パケット料金・レンタル料金は他のサービスと比べて高額
- 帰国するたびに電話番号が変わる
電話番号が取得可能ですが、他サービスと比べて高額ですし電話番号も帰国のたびに変わってしまうためコスパは悪いです。
よほどのビジネスマンなどでプライベートと仕事の携帯を分けたいとかでない限りは、コストの面も考えるとあまりおすすめしません。
携帯電話レンタルサービスをやってる会社をいくつか紹介しておきます。
ANA>>モバイルWi-Fiルーター、携帯電話、スマートフォンレンタルならテレコムスクエア | ご旅行の準備 [国際線] | ANA
docomo>>NTTドコモ携帯電話レンタルサービス ホーム
JAL ABC>>日本国内用携帯レンタルサービス | 国内携帯レンタルなら【JALABC】
国際ローミングサービス
国際ローミングサービスを利用するという方法もあります。
国際ローミングサービスには以下のような特徴があります。
- 海外で使っている携帯電話をそのまま使用できる
- 国際ローミングサービスに対応している携帯会社のみ使用可能
- 通話料やパケット料金は他サービスと比べて高額
こちらも、携帯電話レンタルと同様にコストの面も考えるとあまりおすすめしません。
一時帰国時におすすめの各サービス料金比較表
これまで色々と一時帰国時に利用できるインターネットサービスについて紹介してきました。
実際どのサービスがお得なのかのイメージが難しいので、簡単な料金比較表を作成してみました。
各インターネットサービスについて主要な会社を以下のとおりピックアップし、
- Wi-Fiルーター:Wi-Fiレンタルどっとこむ
- 格安sim:ジャパンSIMカード
- プリペイドsim:SIM2Fly/Nippon SIM for Japan/Japan プリペイド SIM
これらについて1週間・2週間・1ヶ月という括りで比較しています。
各社のサービスの一例を抜粋しているため、各社他にも様々なプランを提供しています。詳しいプラン詳細は各公式サイトでご確認ください。(料金は2023年5月現在のものです)
※表はスクロールできます
サービス名 | データ量 | 1週間 | 2週間 | 1か月 | 音声通話 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Wi-Fiルーター | WiFiレンタルどっとこむ | 無制限 | 3,472円 | 6,944円 | 7,430円 | × |
5GB | 3,965円 | × | ||||
30GB | 6,165円 | × | ||||
格安sim | ジャパンSIMカード | 3GB | 使った月だけ 月29米ドル | ○ | ||
プリペイドsim | SIM2Fly | 3GB | 1,999円 | - | - | × |
Nippon SIM for Japan | 10GB | 2,480円 | × | |||
Japan プリペイド SIM | 10GB | 2,700円 | × |
自分がどのくらいデータ通信容量が必要なのか、電話番号は必要か、など考えたうえで自分にあったサービスを利用するようにしましょう!
まとめ:一時帰国のスタイルにあわせてサービスを選ぼう!
一時帰国中のインターネット利用可能サービスには以下のような様々なタイプのものがあります。
- Wi-Fiルーターレンタル
- simカード購入
- 格安sim契約
- 携帯電話レンタル
- 国際ローミングサービス
どれも便利そうだし、口コミもたくさんあるし迷っちゃう!
というときは、自分の一時帰国のスタイルにあわせて利用サービスを選ぶようにしましょう。