私たちはイタリア周遊の際、ミラノ(1泊)→ヴェネチア(1泊)→フィレンツェ(2泊)→ローマ(2泊)とまわりました。
都市間の移動はTRENITALIAという高速列車を利用し、すべて早朝に次の都市へ移動しています。
3日目の早朝にヴェネチアからフィレンツェへ移動し、フィレンツェに2泊、5日目の早朝にフィレンツェからローマへ移動しているため、フィレンツェ観光にあてた時間は1日半ほどです。
そこで、私たちが実際にまわったフィレンツェの観光ルートを紹介したいと思います。
所要時間目安も各スポットごとに記載しています。
2日もフィレンツェにいれない!フィレンツェは長めに3日以上滞在する!という場合もぜひ参考にしてみてください。
フィレンツェ観光1日目
※☆印のスポットがフィレンツェ観光1日目に見学するスポットになります。☆印クリックで各スポットの詳細が表示されます。
***このコースでまわるスポット(1日目)***
①サン・ジョヴァンニ洗礼堂、②サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、③ペルケ・ノ!、④ジョットの鐘楼
12:30 ランチ
まず朝一でヴェネチアからフィレンツェに移動します。
移動時間はTRENITALIA(高速列車)で2時間ほどです。
フィレンツェに着いたらまずはホテルへ行き、荷物を預けてから観光をスタートしましょう。
当日街を歩きながらレストランを探すのもいいですが、夏(7~9月)のイタリアは多くのレストランが夏季休暇をとる時期でもあります。
できれば事前にいくつかレストランをピックアップしておくとスムーズです。
13:00 サン・ジョヴァンニ洗礼堂
ランチの後は、フィレンツェの主要観光スポットの集まっているドゥオモ広場へ。
私たちは14:00にドゥオモのクーポラを予約していたため、その前にサン・ジョヴァンニ洗礼堂の見学をしました。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂は11~12世紀の建築物で、美しい大理石と「天国の扉」といわれる金色に輝く扉が特徴的です。
また、内部は八角形になっていて、天井部分には「最後の審判」「創世記」をモチーフとしたモザイク画が描かれています。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂に入るには、ドゥオモ共通券の購入が必要です。
ドゥオモ共通券の内容・購入方法は「フィレンツェ・ドゥオモ共通券の内容と事前予約方法を徹底解説」で詳しく解説しています。
ドゥオモのクーポラの予約時間により見学する順番を入れ替えてみてください。
所在地:Piazza San Giovanni, 50122 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
開園時間:こちらから確認できます
入場料:ドゥオモ共通券15€
所要時間目安:30分~1時間
14:00 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
フィレンツェ観光の一番の目玉が「ドゥオモ(正式名称:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)」です。
ドゥオモのクーポラはのぼることができ、クーポラ上部からはフィレンツェの街を一望することができます。
完全予約制のため、必ず事前にチケット購入+入場予約をするようにしましょう。
ドゥオモ共通券の内容・購入方法は「フィレンツェ・ドゥオモ共通券の内容と事前予約方法を徹底解説」で詳しく解説しています。
所在地:Piazza del Duomo, 50122 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
開園時間:こちらから確認できます
入場料:ドゥオモ共通券15€
所要時間目安:1時間
15:00 ペルケ・ノ!
ドゥォモのクーポラにのぼった後は人気のジェラート店「ペルケ・ノ!」でおやつにしましょう。
数十種類の味があり、夏の間は1日中行列ができているほど地元民にも観光客にも人気のお店です。
店内は狭く、ほぼ座る席はないので基本は食べ歩きになりますが、お店の前の道を挟んだ向かい側にベンチがあったので、タイミングがよければアイスを食べながらベンチで休憩することも可能です。(2018年8月時点の情報です)
所在地:Via dei Tavolini, 19/R, 50122 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
営業時間:12:00 – 20:00(火曜休業)
所要時間目安:30分~1時間
公式サイト:Gelateria Perchè No – ホーム
16:00 ジョットの鐘楼
ペルケ・ノ!でおやつを食べたあとは、もうひと頑張りして今度はジョットの鐘楼です。
ジョットの鐘楼はドゥオモ共通券で入場することが可能です。
高さ85mのジョットの鐘楼はテラスへのぼるためには414段の階段を上る必要があります。
私たちはドゥオモのクーポラとジョットの鐘楼どちらも上りましたが、体力的に厳しい場合は日にちを分けて上ってみてください。
また、どちらか片方だけ上る!という場合は、ジョットの鐘楼に上るのがオススメです。
ジョットの鐘楼のテラスからは、ガイドブックや絵ハガキなどでよく見るフィレンツェの街並みをバックにしたドゥオモのドームを撮影することができます。
所在地:Piazza del Duomo, 50122 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
開園時間:こちらから確認できます
入場料:ドゥオモ共通券15€
所要時間目安:1時間
17:30 ホテル休憩
私たちはドゥオモのクーポラとジョットの鐘楼に一気にのぼり、更に炎天下の中の観光だったので夕食前にホテルで少し休む時間をとりました。
ホテルで休憩なんて時間がもったいない!という場合は、ドゥオモ共通券で入場可能なドゥオモ付属博物館に足を伸ばしてみてください。
ドゥオモ付属博物館は事前予約が必要なく、所要時間も1~2時間のため隙間時間で観光するのにピッタリです。
19:00 ディナー
フィレンツェに来たらぜひ食べてほしいのが、フィレンツェの名物「ビステッカ」です。
【ビステッカ(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)って?】
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは、子牛または未経産牛の骨付きステーキでトスカーナを代表する料理の1つです。
炭火またはグリルで調理され、レア(アル・サングエ)で焼かれます。
伝統的には、キアニーナというブランド牛の子牛の肩ロース(脊髄の腰の部分、尻尾から背中の部分)を使用します。
私たちは「ペルセウス」という中心部から少し離れた場所にあるレストランに行きました。
結構な量があるように見えますが、2人でペロッと食べてしまいました。
フィレンツェに何泊かする場合はビステッカの食べ比べもオススメです。
フィレンツェ観光2日目
※☆印のスポットがフィレンツェ観光2日目に見学するスポットになります。☆印クリックで各スポットの詳細が表示されます。
***このコースでまわるスポット(2日目)***
①ウフィツィ美術館、②シニョリーア広場、③ヴェッキオ宮、④ヴェッキオ橋、⑤ミケランジェロ広場、⑥メディチ家礼拝堂、⑦サンタ・マリア・ノヴェッラ教会、⑧サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
9:00 ウフィツィ美術館
2日目は、まず朝一でウフィツィ美術館へ。
ウフィツィ美術館には、レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェリなどイタリアを代表する芸術家の作品が2,500点ほど展示されています。
大人気の観光スポットのため、必ず事前予約をしていくようにしましょう。
ウフィツィ美術館の事前予約の方法は「ウフィツィ美術館のチケット予約&購入方法を徹底解説」で詳しく説明しています。
所在地:Piazzale degli Uffizi, 6, 50122 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
開園時間:8:15 – 18:30(月曜休館)
入場料:夏季20€/冬季12€(事前予約は+4€)
所要時間目安:すべてまわって3~5時間
公式サイト:Gallerie degli Uffizi
12:00 ランチ
午前中をたっぷり使ってウフィツィ美術館を堪能したあとは、ウフィツィ美術館の周辺でランチにしましょう。
オススメはウフィツィ美術館から徒歩3分ほどに位置する「All’Antico Vinaio」です。
ガイドブックにも載っているほど有名なパニーニのお店で、私たちが行ったときも行列ができていました。
このお店のウリは安くてボリューミーなパニーニです。
1つ5€程度ですが、とても大きいので日本人的には2人でシェアがちょうどいい感じでした。
味は値段相応な感じですが、気軽にさくっと食べられて値段も安いので、ランチとしてはオススメです。
所在地:Via dei Neri, 76, 50122 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
営業時間:10:00 – 22:30(トリップアドバイザーより)
所要時間目安:30分~1時間
公式サイト:All’Antico Vinaio
13:00 シニョリーア広場
ランチの後はフィレンツェの行政の中心でもあるシニョリーア広場を散策してみましょう。
ダヴィデ像やネプチューンの噴水など、写真スポットもたくさんあります。
14:00 ヴェッキオ宮
シニョリーア広場には、現在も市庁舎として使用されているヴェッキオ宮も立ち並んでいます。
今回のモデルコースではヴェッキオ宮は外観のみですが、時間があれば見学してみてください。
14:10 ヴェッキオ橋
フィレンツェの中心部からミケランジェロ広場へ向かう途中、可愛らしい黄色い外観が特徴のヴェッキオ橋をとおります。
アルノ川に架かるヴェッキオ橋はフィレンツェ最古の橋で、橋の両側には宝石店がずらりと並んでいます。
また、ミケランジェロ広場方面へ渡る際、右手を見るとトリニタ橋を望むことができます。
今回のモデルコースでは昼間に橋を渡りますが、ヴェッキオ橋から望むトリニタ橋と夕日のコラボはとても美しいので、夕日鑑賞にもオススメです。
14:30 ミケランジェロ広場
ヴェッキオ橋かた徒歩20分ほど歩くとミケランジェロ広場へ到着します。
ミケランジェロ広場は、ドゥオモ・ジョットの鐘楼などを含むフィレンツェの街並みが一望できる、絶景スポットになっています。
広場周辺にはフィレンツェの街並みを眺めながら寛げるカフェもあります。
丘の上にあることもあり、途中坂道や階段を上ることになるので、歩きやすい靴・服装で向かうようにしましょう。
また、日没の時間に合わせて来れば、夕焼けに染まったフィレンツェの街並みを楽しむことができます。
夏のイタリアは日没がかなり遅く21時頃になるため、夏に夕日を見たい場合は早めに夕食を済ませてしまうようにしましょう。
16:00 メディチ家礼拝堂
ミケランジェロ広場からの景色を堪能した後は、フィレンツェの中心部に戻り、メディチ家礼拝堂の見学です。
メディチ家はルネサンス期のイタリア・フィレンツェにおける実質的な支配者であり、後にトスカーナ大公国の君主となった一族です。
このメディチ家礼拝堂は、メディチ家が既に権力を失った17世紀に、自らの力を誇示するために建てたといわれています。
所在地:Piazza di Madonna degli Aldobrandini, 6, 50123 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
開園時間:8:15 – 17:00
入場料:8€
所要時間目安:30分~1時間
16:30 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
メディチ家礼拝堂から徒歩5分ほど歩くとサンタ・マリア・ノヴェッラ教会があります。
色大理石のファザードがとても美しく、目を奪われてしまいます。
今回のモデルコースでは外観の鑑賞のみですが、7.5€(サンタ・マリア・ノヴェッラ博物館との共通券)で内部見学も可能です。
所在地:Piazza di Santa Maria Novella, 18, 50123 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
開園時間:こちらから確認できます
入場料:7.5€
所要時間目安:入場する場合30分
公式サイト:Santa Maria Novella | Santa Maria Novella
16:45 サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会から徒歩1~2分の場所にサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局があります。
この薬局は13世紀から続く薬局で、現在も石鹸やコロン、美容品が売られていてお土産調達に人気の薬局です。
17世紀に、創業に助言&協力したトスカーナ大公(メディチ家)から「王家御用達製錬所」の称号を受けていることもあり、内部は薬局とは思えないほど豪華な装飾がなされています。
所在地:Via della Scala, 16, 50123 Firenze FI, イタリア(google mapを開く)
開園時間:9:00 – 20:00
所要時間目安:30分
公式サイト:Officina Profumo Farmaceutica di Santa Maria Novella
17:30 ホテル休憩
お土産調達が終わり、ディナーまで少し時間がある場合はいったんホテルに戻って小休憩を挟みましょう。
ホテルの場所によっては一度戻る時間がなかったり、ホテル休憩より観光したい!という場合もあると思います。
そんなときは、メディチ家礼拝堂の周辺にある、サン・ロレンツォ教会やメディチ・リッカルディ宮などへ足を運んでみましょう。
また、他にも色々お土産を見てみたい!という場合はサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局から徒歩10分ほどの場所にある中央市場がオススメです。
新鮮な生鮮食品のほか、ワイン、パスタ、オリーブオイルなど様々な食品が売られています。
18:00 ディナー
フィレンツェ最終日は、本場イタリアンを堪能しましょう。
私たちは生パスタが美味しいと有名な「イエローバー」に行ってきました。(写真は生ハムメロン)
「イエローバー」は日本語のメニューもあるので、安心してオーダーできます。
このモデルコースで事前予約が必要なスポット
イタリア周遊で、特にハイシーズン中の旅行の場合、各観光スポットの事前予約は必須です。
今回紹介したモデルコースで事前予約が必要な観光スポットは以下の2つです。
- ドゥオモ共通券
- ウフィツィ美術館
それぞれ別記事で事前予約方法などを詳しく紹介しています。
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