ヨーロッパ屈指の日本人街があるといわれているデュッセルドルフ。
観光都市ではないものの、デュッセルドルフには日系企業が多く進出しており、デュッセルドルフに出張で来る人も多いと思います。
そんなとき、空いた時間でさくっとデュッセルドルフ市内を観光できたら嬉しいですよね。
また、デュッセルドルフで生活していて両親や友達が遊びに来てくれる!ということもあると思います。
私も母親が1回、友達が1回デュッセルドルフまで会いに来てくれたことがあります。
デュッセルドルフは観光都市ではないので合流した後は大体近隣諸国に遊びに行ってしまうのですが、折角なので1日くらいデュッセルドルフ市内を案内してあげたいですよね。
そこで、このページでは、デュッセルドルフ観光の必要日数とデュッセルドルフの観光スポット&必見エリアを紹介したいと思います。
もくじ
デュッセルドルフ観光に必要な日数
デュッセルドルフは観光都市ではないため、これといった大きな観光名所はありません。
ラインタワーや並木道が美しいケーニヒスアレーくらいです。
ただ、観光名所とは言えないまでもちょっとした観光スポットやぜひ足を運んでほしいエリアはいくつかあります。
そのため、デュッセルドルフ観光の必要日数は以下を目安にしてみてください。
- デュッセルドルフの観光スポットを全網羅 1日
- 必見スポット&エリアを効率よく 半日
- 近郊都市まで足を伸ばす 1日~
デュッセルドルフ観光スポット&必見エリア
※ピンが立っているスポットがデュッセルドルフの観光スポット&必見エリア(青ピンはおすすめビアホール)になります。ピンをクリックで各スポットの詳細が表示されます。観光スポット一覧はマップ左上の矢印マークをクリックすると表示されます。
ライン川
デュッセルドルフはライン川の東側に位置し、西側の隣町との境目はライン川に沿うような形になっています。
こちらはライン川の西側のオーバーカッセル地区からデュッセルドルフ市内中心部を見た眺めですが、のどかでとてもいい雰囲気となっています。
ライン川沿いには遊歩道もありお散歩に最適です。
こちらはラインタワーからトーンハレまでのライン川沿い遊歩道の風景です。
まさにヨーロッパの風景!という感じですね。
また、天気がいい日はライン川沿いで羊が放牧されているのを見ることができます。
中心部から電車で5~10分、歩いても30分~1時間程度でこんな景色が広がっているなんてちょっとびっくりですね。
ラインタワー
ライン川沿いにはランドマークともいえるラインタワーが立っています。
こちらは高さ234mで、NRW州内では一番高い建物となっています。
ライン川越しに見るラインタワーも素敵ですが、ラインタワーには登ることもできるので、時間がある場合はぜひのぼってみてください。
また、塔の展望台には日本食レストラン「QOMO」やバーがあり、レストランは回転式です。
72分に1回転するため、食事をしながらデュッセルドルフの景色を楽しむことができます。
基本情報
Rheinturm(ライン塔)
Stromstr. 20, 40221 Dusseldorf
電話:+49(211)863 200 18(レストラン)
メール:reservation@qomo-restaurant.com(レストラン)
営業時間:
展望台 14:00 – 23:00
レストラン&バー 17:30 – 23:00
入場料:9€(6歳未満の子供は無料)
公式サイト:Rheinturm Düsseldorf | Rhine Tower Düsseldorf
ケーニヒスアレー(Königsalle)
デュッセルドルフ中心部にはドイツ人から「Kö(ケー)」という愛称で親しまれている「ケーニヒスアレー(Königsalle)」という並木道があります。
道なりには有名ブランド店が立ち並び、「Galeria Kaufhof(ガレリア カウホフ)」というデパートも隣接されショッピングにもってこいのエリアです。
この「ケーニヒスアレー(Königsalle)」はナポレオンによりつくられたといわれています。
1800年代初めのナポレオンがヨーロッパを支配していた時代にナポレオンが建築家に現在の「ケーニヒスアレー(Königsalle)」である「Kastanienallee」の建設を委託しました。
その後、1851年に「ケーニヒスアレー(Königsalle)」と名称は変更されています。
「ケーニヒスアレー(Königsalle)」のすぐ北側には「Corneliusplatz」という小さな広場があり、市民の憩いの場となっています。
ちなみにこの「Corneliusplatz」はクリスマスシーズン中はスケートリンクになります。
季節によって色々な風景が楽しめるのは嬉しいですね。
ハイネマン(Heinemann)
デュッセルドルフには、ドイツを代表するケーキ屋(お菓子屋)さん「ハイネマン(Heinemann)」があります。
一番有名なお菓子はシャンパントリュフで、ドイツ在住日本人がこぞって絶賛するチョコレートです。
少しお値段は張りますが、チョコレート好きにはたまらない味でお土産にもおすすめです。
また、ハイネマンは季節ごとに変わるショーウィンドウも必見です!
こちらはイースターの時期のショーウィンドウなのですが、可愛すぎますね。
カーニバルやクリスマスなどここのショーウィンドウが変わると季節の変わり目を感じられます。
ハイネマンはデュッセルドルフ市内にいくつか店舗があるのですが、中心部の「Kö-Passage(ケーパッサージュ)店」は2階がカフェになっていて、食事や1階で購入したケーキを店内で食べることもできます。
ぜひ立ち寄ってみてください。
基本情報
Kö-Passage(ケーパッサージュ)店
Martin-Luther-Platz 32, 40212 Düsseldorf
電話:+49 (0)211 – 131 350
営業時間:
月~金 9:00 – 18:00
土・日 10:00 – 17:00
公式サイト:Konditorei Heinemann – Handarbeit seit 1932
旧市街(Altstadt)
デュッセルドルフの旧市街、アルトシュタット(Altstadt)には飲食店が集まり、「世界一長いバーカウンター」といわれています。
市庁舎前の広場ではカーニバルやクリスマスマーケットなど各種イベントが開催されており、イベントがない時期も天気のいい日の週末は昼間からお酒を楽しむ地元の人で街は溢れかえっています。
ライン川から徒歩2~3分中心部に入ったところが既にアルトシュタットなのでライン川沿いを散歩するついでにアルトシュタットも歩いてみるとデュッセルドルフの雰囲気が感じられます。
アルトビール
デュッセルドルフに来たら絶対に飲んで帰ってほしいのがデュッセルドルフの地ビール「アルトビール」です。
アルトビールの「Alt」は英語の「old」にあたりますが、ビールが古いわけではなく、ビールの醸造方法が古いことを意味しています。
アルトビールは赤銅色が特徴的で、ほんのり苦みはあるものの後味はスッキリしていてビールが苦手な人にもおすすめです。
デュッセルドルフに来たらぜひビアホールでアルトビールを飲み比べてみてください。
インマーマン通り(日本人街)
デュッセルドルフ市内中心部の「インマーマン通り」には通り沿いに日本食レストランが立ち並び、”日本人街”と言われ毎日たくさんの日本人が食事を楽しんでいます。
インマーマン通り周辺には日本食レストランだけでなくアジアンスーパーや日本人経営の美容院なども集まっています。
旅行中、ちょっとドイツ料理が続いて胃が辛いな・・・というときはぜひインマーマン通りへ足を運んでみてください。
また、デュッセルドルフ近郊に住んでいる日本人の人も美容院や日本食の買い出しでデュッセルドルフ市内に来る機会があると思うので、買い出しついでに日本食を堪能してください。
恵光寺(Eko-Haus)
デュッセルドルフにはドイツ唯一のお寺である「恵光寺(Eko-Haus)」があります。
お寺の前には立派な日本庭園が広がり、まるで日本にいるような気持ちになります。
春になると桜が咲き、桜で囲まれた恵光寺の散歩はとても気持ちがいいです。
年末年始は除夜会、除夜の鐘も行われ、日本式の年越しを感じることもできます。
ベンラート城
デュッセルドルフの中心部からは少し外れたところにあるのですが、デュッセルドルフにはピンクのお城「ベンラート城」があります。
ピンクのお城なんて世界でもかなり珍しいですね。
敷地内はとても広く、庭園も美しいので天気がいい日のお散歩にぴったりです。
ベンラート城の近くにはとっても美味しい日本食レストラン「Bistro KUMBU」があります。
ベンラート城見学の前後にぜひ立ち寄ってみてください。
デュッセルドルフを拠点に近郊都市まで足を伸ばしてみよう
デュッセルドルフには観光名所といえるほどの大きな観光スポットはないのですが、ケルンやボンなどの近郊都市まで日帰りで行くことができます。
また、デュッセルドルフはオランダやベルギー、ルクセンブルクなど隣接国へのアクセスも抜群です。
アムステルダムやブリュッセルまでは車で4時間程度、パリも高速列車を使えば4時間ほどでアクセスが可能です。
ある1か所を拠点に複数の国を周遊したい!という場合はぜひデュッセルドルフも拠点地の候補にしてみてください。