古代ギリシャの面影が色濃く残っているアテネ。
アテネ観光といえば遺跡巡りが頭に浮かびますが、アテネの魅力は遺跡だけではありません。
このページでは、アテネ観光に必要な日数、アテネ1日観光モデルコースを紹介していきます。
観光所要時間目安も各スポットごとに記載しています。
アテネは半日しかない!アテネに2泊以上する!という場合もぜひ参考にしてみてください。
もくじ
- 1 アテネ観光に必要な日数
- 2 アテネ観光モデルコース
- 2.1 8:00 アクロポリス遺跡
- 2.2 10:00 フレスコ・ヨーグルト・バー
- 2.3 10:15 ハドリアノス門
- 2.4 10:20 ゼウス神殿
- 2.5 11:00 キダシネオン通り
- 2.6 11:30 ランチ
- 2.7 12:30 ローマン・アゴラ
- 2.8 13:00 古代アゴラ
- 2.9 14:00 スタバ休憩
- 2.10 14:30 モナスティラキ広場
- 2.11 15:00 ハドリアノスの図書館
- 2.12 15:30 エルムー通り
- 2.13 16:30 無名戦士の墓&国会議事堂
- 2.14 17:00 ホテル休憩
- 2.15 17:50 Pittaki通り
- 2.16 18:00 ディナー
- 2.17 19:30 リカヴィトスの丘
- 3 このモデルコースで事前予約が必要なスポット
アテネ観光に必要な日数
アテネは古代ギリシャの遺跡が市内各地に点在しています。
また、遺跡の他ショッピングストリートや博物館も多いため、すべてを回りきろう!と思うと最低でも2日は必要です。
ただし、
- 博物館はまわらず遺跡巡りに専念
- 博物館と遺跡を楽しみたい
など目的を絞っての観光であれば1日でも十分満喫することができます。
アテネ観光の必要日数は以下を目安にしてみてください。
- アテネを十分に満喫したい 2日~
- 目的を絞って効率よく観光 1日~
- 近郊都市まで足を伸ばす +1日~
なお、今回紹介するモデルコースは「遺跡巡り(主要なもの)+ショッピング+夕日」と目的を絞って1日でまわることを想定しています。
このモデルコースどおりに回るためには、朝一から夜遅くまでかかるので2泊必要となります。
アテネ観光モデルコース
※ピンが立っているスポットがアテネ観光2日目に見学するスポットになります。ピンをクリックで各スポットの詳細が表示されます。
**このコースでまわるスポット**
①アクロポリス遺跡(パルテノン神殿、ディオニソス劇場、イドロ・アティコス音楽堂)、②フレスコ・ヨーグルト・バー、③ハドリアノス門、④ゼウス神殿、⑤キダシネオン通り、⑥ローマン・アゴラ、⑦古代アゴラ、⑧モナスティラキ広場、⑨ハドリアノス図書館、⑩エルムー通り、⑪無名戦士の墓、⑫アテネ国会議事堂、⑬Pittaki通り、⑭リカヴィトスの丘
8:00 アクロポリス遺跡
パルテノン神殿を観光客の少ない時間帯に見たい場合は、まず朝一でアクロポリス遺跡を目指しましょう。
当日のチケット購入では入場までに時間がかかってしまうため、必ずチケットを事前購入してください。
私たちはチケットを事前に購入し、開園時間(8:00)の15分前くらいを目指して向かいました。
アテネ観光共通チケットの購入方法は「【アテネ】共通チケットの内容と事前予約方法を徹底解説|アクロポリス遺跡など全7か所」で詳しく紹介しています。
アクロポリス遺跡のみ見学の場合は単体チケット、アテネの遺跡巡りをしたい場合は共通チケットの購入がお得です。
アクロポリス遺跡ではパルテノン神殿やディオニソス劇場などギリシャ古代遺跡のハイライトともいえる遺跡を見ることができます。
営業時間:夏期(4/1~10/31)8:00~20:00 / 冬期(11/1~3/31)8:00~17:00
入場料:一般(4/1~10/31)20€ / 一般(11/1~3/31)10€ / 共通チケット(通年)30€
所要時間目安:2~3時間
10:00 フレスコ・ヨーグルト・バー
アテネの見どころの多くは古代ギリシャ遺跡のため、基本的に観光中は炎天下の中を歩き回ることになります。
アクロポリス遺跡は見どころが多く、見学の所要時間は2~3時間です。
アクロポリス遺跡観光後は、フレスコ・ヨーグルト・バーで休憩しましょう。
暑すぎて体がアイスを欲していたため私たちはアイスを食べましたが・・・
フレスコ・ヨーグルト・バーは名前のとおり、ギリシャヨーグルトがウリのヨーグルトバーです。
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ぜひ食べてみてください!
営業時間:7:00 – 0:00(Google mapより)
所要時間目安:~30分
10:15 ハドリアノス門
フレスコ・ヨーグルト・バーで休憩したら、ゼウス神殿へ向かいますがその途中ハドリアノス門が見えてきます。
このハドリアノス門はローマ時代に建てられたもので、その高さは18m、幅は13.5mです。
ハドリアノス門はゼウス神殿のすぐそばにあり、歩いているとゼウス神殿も一緒に目に入ってきます。
10:20 ゼウス神殿
ゼウス神殿はゼウス神の聖域にある神殿跡です。
現在は十数本しか残っていませんが、以前は104本もの柱があったといわれています。
アクロポリス遺跡と異なり、観光客もそこまで多くないためじっくり鑑賞することができます。
営業時間:夏期(4/1~10/31)8:00~20:00 / 冬期(11/1~3/31)8:00~15:00
入場料:一般6€ / 共通チケット(通年)30€
所要時間目安:30分
※営業時間・入場料金については「JTB|オリンピア・ゼウス神殿」を参照しています。
11:00 キダシネオン通り
ゼウス神殿から再びアクロポリス遺跡方面へ戻ると、「キダシネオン通り」というお土産屋さんやレストランが立ち並ぶ通りがあります。
ギリシャの名産品を集めたショップがたくさんありますので、ショッピングを楽しみましょう。
11:30 ランチ
ショッピングの後はそのままキダシネオン通りでランチがオススメです!
私たちは「Pantheon」というカフェレストランに入りました。
とってもボリューミーで1人では食べきれなかったので、普段そこまで量を食べない場合はメイン1品+デザート1品とかにして、2人でシェアしてみてください。
12:30 ローマン・アゴラ
ランチ休憩でしっかり足を休ませたあとはローマン・アゴラに向かいます。
ローマン・アゴラとはローマ時代初期の市場の跡のことです。
上記写真からも分かるとおり広々として一見殺風景に見えるところですが、当時はたくさんの人が集まり賑わっていました。
奥には大理石でできた八角形の風の神の塔があり、中にも入ることができます。
ローマン・アゴラと古代アゴラは隣接しているのでどちらが先でもいいのですが・・・
古代アゴラの方が規模がとても大きいため、
ローマン・アゴラを後にしたら規模の違いに拍子抜けしてぜんぜん楽しめなかった(;・∀・)
ということにならないように、ローマン・アゴラを先にすることをオススメします。
営業時間:8:00~15:00
入場料:一般6€ / 共通チケット(通年)30€
所要時間目安:30分
※営業時間・入場料金については「JTB|ローマン・アゴラ」を参照しています。
13:00 古代アゴラ
ローマン・アゴラを見学した後は、古代アゴラへ。
古代アゴラはアテネ遺跡の中でもアクロポリス遺跡と並ぶ必見スポットです。
古代アテネの中心地として栄えたアゴラは現在は廃墟と化していますが、神殿やアタロスの柱廊など”中心地”としての面影が数多く残っています。
営業時間:夏期(4/1~9/30)8:00~20:00 / 10/1~10/31 8:00~19:00 / 冬期(11/1~3/31)8:00~15:00
入場料:一般(4/1~10/31)8€ / 一般(11/1~3/31)4€ / 共通チケット(通年)30€
所要時間目安:1~2時間
※営業時間・入場料金については「JTB|古代アゴラ」を参照しています。
14:00 スタバ休憩
ローマン・アゴラ、古代アゴラと続けて見学した私たちは暑さにやられてヘロヘロだったので、モナスティラキ広場近くのスターバックスでいったん休憩にしました。
ギリシャは20度後半の気温でも体感としては30度を超えるほどの暑さを感じ、日光もじりじりと焼けるような強さのため 暑さ対策は必須です!
あまり無理すると夜までもたないため、いつも以上に休憩時間をとって体を休ませて(涼ませて)あげるようにしましょう。
営業時間:7:30 – 23:00 / 土日は8:00 – 23:00(googleより)
公式サイト:Starbucks Coffee Company
14:30 モナスティラキ広場
一休みして体が回復したら、モナスティラキ広場周辺を散策してみましょう。
モナスティラキ広場周辺もお土産屋さんが立ち並び、観光客で賑わっています。
上記写真はまさにアテネのショップが並ぶ通り!という雰囲気の写真です(*‘∀‘)
15:00 ハドリアノスの図書館
モナスティラキ広場から徒歩1分ほどの場所にハドリアノスの図書館があります。
ハドリアノスの図書館は、かつてのローマ皇帝ハドリアノスが建てたものです。
図書館らしいものはほぼ残っていませんが、アテネ観光共通チケットを購入している場合はハドリアノスの図書館も対象施設に含まれているのでぜひ立ち寄ってみてください。
営業時間:8:00~15:00
入場料:一般 6€ / 共通チケット(通年)30€
所要時間目安:30分
※営業時間・入場料金については「JTB|ハドリアノスの図書館」を参照しています。
15:30 エルムー通り
モナスティラキ広場からシンタグマ広場にかけて、エルムー通りという少し大きなショッピング通りがあります。
私たちが訪れたのは日曜日だったため残念ながら8割ほどのショップが閉まっていましたが、私はここでショートパンツを購入しました♪
あとあとミコノス島やサントリーニ島で大活躍だったので、旅行中の洋服をここで調達するのもオススメです!
16:30 無名戦士の墓&国会議事堂
日曜日でほぼショップが閉まっていて時間があったので、私たちは無名戦士の墓と国会議事堂まで足を伸ばしてみました。
こちらを先に観光した後、余った時間でエルムー通りのショッピングを楽しむという順番でもいいかもしれません。
無名戦士の墓は、1823年からの独立戦争での戦死者やそれ以降に起こった戦争で犠牲となった兵士たちの霊を慰めるために造られたものです。
日曜日の10:50~11:10は毎週大規模な衛兵交代式が行われています。
背後の大理石が正面を飾る立派な建物がアテネの国会議事堂です。
現在も国会議事堂として使用されているため観光で中に入ることはできません。
17:00 ホテル休憩
私たちはここまで食事中以外はひたすら炎天下の中を歩いていたため、夕食前にいったんホテルへ戻り休憩の時間をとりました。
折角観光に来たのにホテルで休むなんてもったいない!という場合は、モナスティラキ広場から西側に徒歩10分ほど歩いたところにあるケラミコスの遺跡に足を伸ばしてみてください。
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ケラミコスの遺跡は紀元前12世紀~紀元前1世紀頃の古代墓地です。
ケラミコス博物館もあり、墓地から発掘された墓石や陶器から当時の葬儀の様子がわかるように展示されています。
このモデルコースの場合、アテネ観光共通チケットの対象である7つの遺跡のうち6つしかまわれないのですが、ここでケラミコスの遺跡に行くとすべて制覇したことになります。
17:50 Pittaki通り
ホテルで休憩後は少し早めのディナーに向かいます。
ディナー前に、モナスティラキ広場から徒歩2分ほどの場所にある「Pittaki通り」をぜひ通ってみてください。
カラフルな傘が頭上に並び、道の両側はライトアップされとても賑やかな通りになっています。
上記写真は20:00頃に撮影したもので、18:00前後ではもう少し明るく映える写真が撮れると思います♪
18:00 ディナー
Pittaki通りから更に2分ほど北に進むとレストランやタベルナがすらりと並ぶ通りへ出ます。
Pittaki通り近くでディナーにする場合はこのあたりがオススメです♪
私たちは「Lithos」というタベルナへ行きました。
私たちはギリシャ旅行の最初がアテネだったのですが、開放的なテラス席で食べる久々の魚料理はとっても美味しかったです。
19:30 リカヴィトスの丘
少し早めに食事を済ませたあとは、夕日鑑賞のためリカヴィトスの丘へ向かいます。
最寄り駅からも徒歩20分ほどかかるため、シンタグマ広場周辺からタクシー利用がオススメです。
私たちは色々あって3.8€でしたが、一般的にはアテネ市内からリカヴィトスの丘までは4~5€といわれています。
なんで3.8€になったかは「【旅行記】ギリシャ周遊アテネ遺跡巡り編|夫婦2人旅1日目&2日目」で紹介しているので興味がある方は覗いて見てください。(安くする裏技とかはありません)
ギリシャの夕日といえばサントリーニ島が有名ですが、アテネの街に沈む夕日もとってもキレイでした。
このモデルコースで事前予約が必要なスポット
ギリシャ観光の場合、あまり知られていませんが「アテネ観光共通チケット30€」があります。
アテネの遺跡7カ所への入場が共通チケット1枚で可能なため、夏のシーズン中の観光の場合は遺跡ごとに単独チケットを購入するよりかなりお得になります。
(冬は単独チケットが半額になるため必ず共通チケットがお得とはいえません)
また、このアテネ観光共通チケットはオンラインでの事前購入が可能です。
当日チケット購入のために並び、更に入場で並び・・・ということがないように、なるべく事前に共通チケットを購入していくようにしましょう。
共通チケットの内容、事前予約方法、公式チケット予約サイトからのチケット購入手順(画像付き)は以下の記事で紹介しています。
11泊12日ギリシャ周遊旅行記も書いています。
風景写真盛りだくさんとなっていますので、よければ見てみてください。
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