初掲載日:2020年7月27日
先日、夫婦で8泊9日のギリシャ旅行に行ってきました。
私の住むドイツのデュッセルドルフからは、通常であればアテネまでの直行便が結構出ています。
しかし、今回はコロナ禍ということでデュッセルドルフからの直行便はほとんどなく。。
そのため、デュッセルドルフ→フランクフルト→アテネ→ミコノス島というルートでミコノス島へ移動しました。
そこで、今回デュッセルドルフからミコノス島までの移動について詳しく紹介したいと思います。
***旅行日程***
1日目 デュッセルドルフ ⇒ アテネ移動 ←この記事はここ
2日目 ミコノス島へ移動&ミコノスタウン散策 ←この記事はここ
3日目 プラティスヤロスビーチ
4日目 ATVでビーチ巡り
5日目 サントリーニ島へ移動&イア散策
6日目 イア散策&ホテルでのんびり
7日目 フィラ&フィロステファニ散策
8日目 アマウディベイビーチ
9日目 サントリーニ島 ⇒ デュッセルドルフ移動
初日は夕方アテネに到着し、そのままアテネ国際空港からピレウス港へ。
ピレウス港付近のホテルに1泊し、次の日朝一のフェリー(Blue Star Ferries)でミコノス島へ向かいました。
今回はコロナの関係でイレギュラーなことが多く、道中(電車の駅や車内、空港など)の詳しい様子もあまりネット上に出ていないと思うので、この記事ではドイツからギリシャまでの道中の様子を詳しく紹介したいと思います。
関連記事コロナ禍のギリシャ旅行|空港、ホテル、レストランの状況まとめ
もくじ
デュッセルドルフからアテネへ移動
コロナの関係かデュッセルドルフ→アテネでちょうどいい日時のフライトがなかったため、飛行機はフランクフルト→アテネ便(ルフトハンザ航空)を利用しました。
デュッセルドルフ→フランクフルト
デュッセルドルフからフランクフルトまではDB(ドイツ鉄道)を利用しました。
デュッセルドルフからフランクフルトまでは直通列車があり、ICE(高速列車)で1時間半ほどで到着します。
料金は大体片道一人30€前後ですが、早くに予約すると20€以下で行けたり、直前で更に混雑していると50€くらいまで値段が上がることもあります。
フランクフルト空港は「Frankfurt(M)Flughafen」になります。
また、私たちはフランクフルト→アテネ間はルフトハンザ航空を利用したのですが、フライトチケット購入時にフランクフルト空港までの移動分のチケットが+30€くらいで購入できたのでそのチケットを購入しました。
このチケットだと時間に指定はなく、好きな時間に乗ることができます。
DB公式サイトから購入するのと航空券購入時に一緒に購入するのとで料金にほとんど差がない場合は時間指定がない方が柔軟に対応できるのではないかと思います。
フランクフルト→アテネ
フランクフルト→アテネはルフトハンザ航空を利用しました。
いつもなら6月にもなれば空港内は旅行客で溢れかえっているのですが、今回はコロナ禍ということもあり、人はまばらでした。
6月末の時点ではレストラン・カフェはほとんど休業中でしたが、パン屋さんなど空いているところもいくつかあるので軽食を買うことはできます。
空港、飛行機内で行われていたコロナ対策や搭乗時に私が実際に行っていたコロナ対策については以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事コロナ禍のギリシャ旅行|空港、ホテル、レストランの状況まとめ
機内では以下のような入国シートが配布されました。
アテネでの滞在先、連絡先、個人情報を記入し、降機時に提出します。
また、私たちが旅行した6月末はドイツからギリシャに入国する際、ランダムチェックがありました。
ランダムでピックアップされた旅行者はコロナ検査が義務付けられ、検査結果が分かるまで(大体24時間以内)は宿泊予定のホテル等で待機しなければなりません。
私たちは夕方アテネに到着し、翌日朝一のフェリーでミコノス島へ移動予定だったのでランダムチェックにあたったらどうしようと怯えていたのですが・・・
どこでランダムチェックを行っているのかもよく分からないまま空港の外へ出ることができました。
本当にランダムチェックやってたのかしら。。とちょっと疑ってしまうレベル。。
アテネ国際空港→ピレウス港
私たちはアテネ到着の翌日朝一でピレウス港からフェリーに乗る必要があったので、アテネ到着日はピレウス港周辺のホテルに宿泊しました。
アテネ国際空港からピレウス港まではエアポートバスを利用しました。
空港の出口4または5から外に出ると目の前にバス停があります。
ピレウス港行きのバスは「X96」です。
バスのチケットはバス停のチケット売り場で購入できます。一人片道5.5€。
乗車時はチケットを以下の青いICリーダーにかざすのを忘れないようにしてください。
不定期でチケットコントローラーの人が乗りこんでくるのですが、未処理の場合はチケットを持っていたとしても高額の罰金(数十€)が科される場合があります。
乗車時にICリーダーにかざしたら、バスを降りるときは特に何もしなくて問題ありません。
また、コロナ対策の一環で上記写真左下のように「使用禁止」マークのついた座席があり、隣り合わせ・向かい合わせに座れないようになっていました。
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ピレウス港で1泊
私たちは「Piraeus Dream City Hotel」に宿泊しました。
”ダブルまたはツインルーム”を予約していたのですが、宿泊者がほとんどいなかったのかチェックイン時にファミリールームに無料でアップグレードしてもらえました。
とはいっても前泊での利用なので感動はちょっと薄い。。
口コミに「ホテル内のレストランが美味しい」とあり、ちょうど夕方到着だったのでホテルのレストランで夕食にしようと思っていたのですが・・・
コロナの関係で、レストランは休業中。
が、周辺のレストランは結構営業しているようだったので、散歩がてら外で夕食を食べることにしました。
行ったのは「Belle Amie」というレストラン。
可愛らしいテラスのレストランです。
テーブルセッティングはこんな感じ。
店員さんは全員マスク+手袋で各テーブルに消毒液が置いてあり、きちんとコロナ対策されていました。
お客さんも全然入っていなかったのでもちろんソーシャルディスタンシングもばっちりです。
単純なドイツからギリシャへの移動であれば飛行機3時間ほどなのですが、この日はデュッセルドルフ→フランクフルト→アテネ→ピレウスと丸1日移動をしていたのでとりあえずお酒で心を休めます。
ここでは、パスタとリゾットをオーダー。
実はギリシャ旅行の目的の一つに”シーフードを食べる”ということがあり。。
ツナのグリルがあったのでそれを頼もうかとも思ったのですが、「ここでいっちゃう!?」と謎のまだ早い病にかかりパスタとリゾットにしたのですが・・・
コロナの影響でお目当てのレストランがことごとく休業。空いているレストランで済ませた結果、ツナのグリルを一度も食べられずにギリシャ旅行が終わってしまいました。。
ここで食べてれば!!!と後悔しても仕方ないのですが、後悔しています。
食べたいものは食べれるときに食べておくべきですね!
ビール+カクテル+パスタ+リゾット+チップで57€でした。(お水はサービスでついてきました)
ピレウスからミコノス島へフェリーで移動
ピレウス港 – ミコノス島まで8:00 – 13:15のフェリーだったので、朝一でピレウス港へ。
宿泊した「Piraeus Dream City Hotel」からは徒歩10分ほどでした。
私たちはBlue star ferriesを利用したのですが、Blue star ferriesはピレウス港の「ゲート7」です。
ゲートの場所、実際の乗り場はBlue star ferriesの公式サイトから確認できます。
ちなみに、私たちがBlue star ferriesを利用した6月末はフェリーに乗る場合、乗船時にチェックシートのようなものに記入して提出する必要がありました。
チェックシートは各フェリー会社の公式HPからダウンロードし、事前に記入して当日は印刷した紙を提出するイメージです。
コロナ禍において各国の対応は刻々と変化しています。最新の情報は各自調べるようにしてください。
Blue star ferriesの船内はとても広く、ラウンジなどもありました。
上記はラウンジ(エコノミー)にある売店で、パンやお菓子、飲み物を購入できます。
ラウンジ(一部)は以下のような感じです。
私たちは一番安いエコノミー座席指定なしのチケットを購入したのですが、エコノミーの座席指定あり、ビジネス、個室など座席にも色々ランクがあります。
以下は座席エリアの写真です。
換気という面ではラウンジエリアの方がデッキへの出入り口と近いので、安心だと思います。
ただ、ラウンジエリアから先に埋まってしまいますのでラウンジエリアに座りたい人は早めに乗船するようにしましょう!
また、デッキ(1階・2階)にも座席があります。
2階は一応簡易屋根がついていましたが、方向によっては横からものすごい強風がふいてきていました。
1階の方が風の影響は受けなそうですが、1階の海側の席は風が強いと水しぶきがかかります。(びしょ濡れになっている人が何人かいました。。)
デッキもラウンジ同様にすぐに埋まってしまいますので、デッキに座りたい場合も早めに乗船するようにしてください。
ちなみに私たちはデッキへの出入り口付近のラウンジに座っていたのですが・・・
めちゃくちゃ船酔いをした私は半分くらいはデッキでぼーっと立っていました。。
色々調べると「Blue star ferriesは全然揺れなくて船酔いもしない!」というコメントが多かったのですが、個人的には横から風がくるとめちゃくちゃ揺れるし船酔いある人は死にます。
酔い止め飲んでいたのですが、途中から酔いはじめ一度酔っちゃうと風がおさまってもダメでした。。
船酔いする人は酔い止め必須です!そして可能であれば寝てしまいましょう!
と言ってもBlue star ferriesはピレウス港からミコノスまで5時間くらいかかります。
フェリーはよく遅れるので、遅れると+1~2時間かかります。。
私たちのときも30分以上遅れてミコノス島に到着しました。
可能であれば高速船(Seajets)がおすすめです。
高速船ならピレウス港からミコノス島まで大体2時間ちょっとで到着します。
小型船でBlue star ferriesよりも揺れは激しいのですが、2時間ちょっとであれば寝てるとすぐなのであまり気になりません。
実際、前回のギリシャ旅行では高速船を利用したのですが、酔い止め飲んで寝ていたので全く船酔いはありませんでした。
今回も最初は高速船を予約していたのですが、4日前にまさかの運休になり・・・
泣く泣くBlue star ferriesを予約したという経緯です。。
フェリー内のコロナ対策や注意点などは以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事コロナ禍のギリシャ旅行|空港、ホテル、レストランの状況まとめ
ニューポートからミコノスタウンへ移動
ミコノス島には、オールドポートとニューポートの2つの港があります。
オールドポートの方がミコノスタウンに近く、オールドポートからミコノスタウンまでは徒歩10分ほどです。
ニューポートからミコノスタウンまでは徒歩40分ほどかかるので、ニューポートに着くフェリーでホテルがミコノスタウン周辺の場合、タクシーまたはローカルバスを利用する必要があります。
私たちはローカルバスを利用してニューポートからオールドポートまで移動しました。
バスのタイムスケジュールは「MYKONOS Bus Schedule for 2020 (TIMETABLES) – Santorini Secrets」を参考にしました。
ニューポートからオールドポートまでのバスは本数が少なく、フェリーが遅れたらどうしようと心配だったのですが、30分以上遅れてニューポートに到着したところ、バスは待っていてくれたようでした。
また、ホテルはミコノスタウン内のホテル「ブルートピアスイーツ」を予約していたのですが、大型バスはミコノスタウン内は入れないためオールドポートからホテルまでは徒歩で移動しました。
ミコノスタウンから少し外れたところのホテルの場合は空港/港送迎が無料でついているところも多いです。
前回のギリシャ旅行で泊まった「ヴィラ マルガリータ」は無料送迎付きでした。
ホスピタリティ溢れるとっても可愛いホテルだったので、おすすめです!
関連記事ミコノス島のおすすめホテル【ヴィラ マルガリータ】宿泊レビュー
おわりに
今回のデュッセルドルフからミコノス島までの行程をまとめてみます。
- デュッセルドルフ ⇒ フランクフルト空港(鉄道)
- フランクフルト空港 ⇒ アテネ国際空港(飛行機)
- アテネ国際空港 ⇒ ピレウス港(バス)
- ピレウス港1泊
- ピレウス港 ⇒ ミコノス島ニューポート(フェリー)
- ニューポート ⇒ ミコノスタウン(バス)
この中で、コロナ感染リスクが一番高いと感じたのはフェリーです。
まず、飛行機は結構人が乗っていたのですが、全員マスク着用が義務づけられています。
また、乗客は個々の席からトイレ以外で歩き回ったりすることはなく、団体客もいなかったのでぺちゃくちゃ大声でお喋りをしている人もいませんでした。
3時間ほどの短距離フライトのため、トイレを利用することもなく自分の席で黙ってじっと座っているだけなので感染リスクは少ないだろうなと感じました。
次に、バスはピレウス港までとミコノスタウンまでで2回利用したのですが、どちらも乗客は全員マスクを着用していて、そもそも乗客数はどちらも5人以下でした。
換気のため窓は開いていて、飛行機と同様にうろうろ歩き回る人もおらず、ぺちゃくちゃ大声でお喋りする人もいなかったので飛行機同様に感染リスクは少ないかなと感じました。
しかし、飛行機・バスと比べてフェリーは座席にじっと座っている人はほとんどいません。
船内を歩き回る人、グループでお喋りをしている人、食事をしている人があちこちに沢山いる状況です。
また、乗船時はマスク着用が義務付けられていますが、途中でマスクを外してわいわい会話している旅行客も結構見かけました。
ラウンジのイスは一応隣り合わせ・向かい合わせで座れないように交互に座席にバツ印がついていたのですが、守っている人も極僅か・・・
そのため、個人的にはもう一度コロナ禍でギリシャ旅行をするとしたらフェリーではなく飛行機を利用すると思います。フェリーより値段は高くなりますが、それでコロナ感染リスクを少しでも下げられるならそこは必要経費かなと。
もっと詳しい「空港、飛行機内、ホテル、レストランなどのコロナ対策」や「ギリシャの各島の状況」、「ギリシャ旅行時の注意点」は以下の記事でまとめています。